2010年06月03日

スピード重視のオンライン辞書「Google Dictionary」

今回ご紹介するのは、ネットで英文の資料を読むときの補助ツールです。資料中の英単語をダブルクリックするとその単語が選択されて、下の図のように意味が表示されます。



英語などで書かれたウェブページを読むためのオンラインの辞書はいくつかあります。有名なのはポップ辞書(http://popjisyo.com/)でしょうか。フリーウェアとしてはキングソフトの(http://www.kingsoft.jp/dictionary/)もありますよね。それらに加えてGoogleから出ているGoogle Dictionaryも条件の合う人にはなかなかおすすめです。

Google Dictionaryを使うと得をする人の条件としては、まずGoogleのChromeというブラウザを使っている人。前にも書きましたが、インターネット・エクスプローラーを使っている人はとにかく遅いので、今すぐ乗り換えましょう。

このGoogle dictionaryも、スピード重視の人向けです。ポップ辞書などは高機能ですがポップ辞書に読み込ませてからでないと使えません。おまけに読み込みに時間がかかりすぎます。Google Dictionaryは読み直す手間がかかりません。資料を読んでいる途中でダブルクリックするだけです。

そして、この「敷居が低い」ということがスピード重視の現代では非常に大切なんですよね。読み込みなおすのが面倒くさいと、結局使わなくなってしまいますから。

【導入方法】
導入方法は簡単。まず、以下のページに行きます。
https://chrome.google.com/extensions/detail/mgijmajocgfcbeboacabfgobmjgjcoja?hl=ja
そして青い「インストール」ボタンをクリック。三秒後ぐらいにもう一度「インストールしますか」と聞かれますので「はい」をクリックします。

たったこれだけ。OSはもちろん、ブラウザの再起動すら必要ありません。(ただし、インストール前に開いていたページでは機能しません。インストール後に開いたページから利用できます)


【使い方】
上記のインストールさえ終わってしまえば、使い方は本当に簡単です。知りたい単語をダブルクリックするだけ。そうするとその単語が選択されて青くなり、その上に吹き出しの形で言葉の意味が表示されます。複雑な概念などの場合は、「more」という文字をクリックすると別ページが開きます。クロームの拡張機能なので、クロームと同時に起動するので、わざわざ起動する手間もありません。

アドレスバーの中に辞書のアイコンができますが、これをクリックするとキーボードで入力して辞書を引いたりすることもできます。

【Googleへの要望】
ただ、Google Dictionaryには大きな問題があります。それは、繁体中国語、簡体中国語、韓国語などには対応しているのに、「日本語に対応していない」ということです。韓国語や中国語を勉強するにはいいのですが、日本語の学習者には紹介できません。

すばらしいツールだと思いますので、グーグルの日本支社の皆さんにはぜひとも日本語に対応してくださるようにお願いしたいと思います。

ちなみに、韓国語辞書があって日本語辞書がないことの不自然さを指摘するために、日本語学習者数は韓国語よりもずっと多いことにも触れておきます。

日本語能力試験の2009年の応募者数は以下の二つから860,896人と算出されます。
http://jlpt.jp/j/about/pdf/2009_1_04.pdfhttp://jlpt.jp/j/about/pdf/2009_2_03.pdf

韓国語能力試験の応募者数は以下によると「18万人」です。
http://tosi.iza.ne.jp/blog/entry/1218831

単純に考えれば韓国語辞書のユーザーより日本語辞書のユーザーの方が五倍程度あるのですから、ぜひGoogle Dictionaryに日本語も対応させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

【ポップ辞書、キングソフト辞書との対比】
ポップ辞書がすばらしいのは「和英辞書も使える」という点ですね。つまり日本語教師だけでなく日本語学習者も利用できます。また、辞書をひいた単語だけを携帯にメールで転送して復習したりする細かい機能もついています。

ただ、Google Dictionaryを使うようになってから、僕自身はポップ辞書をまったく使っていません。理由は二つあります。

まず、英文の資料を読んでいるときに、「この資料はきちんと辞書をひきながら読むべきだ」と思ったらポップ辞書のブックマークレットを押すのですが、その後、読み込みなおさなければならないので、時間がかかってしまうのです。この時間が面倒くさい。

それに、読み込んだ後にURLがポップ辞書のものになってしまうのも、ソーシャルブックマークなどを使っている身には面倒くさすぎです。
たとえば、この「むらログ」をポップ辞書で読むと、こんなURLになってしまいます。
http://www.popjisyo.com/WebHint/AddHint.aspx?d=7&e=Shift_JIS&r=j&s=0&du=http%253a%252f%252fwww.m-w.com%252fcgi-bin%252fdictionary%253fbook%253dDictionary%2526va%253d&u=http%253a%252f%252fmongolia.seesaa.net%252f
これはこれで、日本語学習者に紹介したりするURLとしては便利ですが、母語話者同士では無駄な情報ですよね。長すぎてtwitterにも入らないし。

キングソフト辞書に関しては、なぜかクロームで開いたウェブページだけ使えなかったので、まったくの無用の長物でした。人によっては社内文書なども英語の場合もあるでしょうが、私の場合は英語を読むのはほぼウェブページだけなので。キングソフト愛用者でブラウザはクロームという人には、このGoogle Dictionaryはかなりおすすめだと思います。

【まとめ】
ということで、今回ご紹介したGoogle Dictionaryは、ブラウザにクロームを使っていて、時間効率を重視する人には最適な辞書です。ぜひご利用ください。
posted by 村上吉文 at 06:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
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