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2010年06月02日

Stephen Dowensのしかける「学習の高速道路の走り方」コース

うれしい。
わくわくする。
そんな気分ですね。遠く離れた別の国で、まったく同じようなことを考えていて、しかもすでに実現しているような人たちがいるということが。

そしてうらやましい。
今の時代に生まれて、こういうコースを受けることのできる学生たちが。

僕のブログでもよく紹介していますが、またまたStephen Dowens たちがやってくれてます。「 Critical Literacies 2010」っていうコース。
これは梅田望夫さんのいう「学習の高速道路」の走り方を学ぶコースです。彼らはPLE(personal Learning environment )と呼んでいますが。

昨日書かれたばかりの記事によると、このコースは以下のように進みます。

「Critical Literacies Online Course Blog」から「How This Course Works」
http://ple.elg.ca/course/?p=18

1. Aggregate
情報収集の部分です。実はここでかなり驚きました。学生たちは自分で検索したり、フィードリーダーを使って情報収集をしないのです。すべてStephenたちが面白そうな情報を集めてくるのです。そして、それを毎日、学生たちにあたえるのです。情報収集能力を育てるのが一番難しいという考えがあるのかもしれません。

ただし、そういった情報はあまりにも大量にあるので、学生たちは全部読む必要はありません。選択するわけですね。
You are NOT expected to read and watch everything. Even we, the facilitators, cannot do that. Instead, what you should do is PICK AND CHOOSE content that looks interesting to you and is appropriate for you. If it looks too complicated, don’t read it. If it looks boring, move on to the next item.

ここのところは、僕も反省点として考えていたところで、今はFacebookなどで日本に関するコンテンツのリンクを大量に流しています。たまたま目にした学生がそこから得るものがあればそれでいいわけで。
でも、前に「自律学習支援通信教育プログラム」をやっていたときは、こちらが動画などを指定していました。
「コンテンツを探す能力がないから指定する」のではなく「コンテンツを探す能力がないから大量に与えて選ばせる」のがいいんですよね、きっと。フィードなどを活用すれば、それほど教師にも負担はかかりません。むしろ一つだけ選ぶほうがずっと大変。


2. Remix
次は、それを記録に残す部分です。Stephenたちは次の五つの方法を上げています。
1.ブログに書く(ここでは感想や考察ではなく、こういう記事を読んだというだけの記録のことでしょう)
2.SBM
3.掲示板で議論する(Moodle)
4.twitterでつぶやく(ハッシュタグの指定などはなし)
5.その他(facebookなど。自由)

3. Repurpose
次がコンテンツを作る部分です。
ここでは具体的にその方法について説明されていません。
ブログなり、facebookなりでいいのでしょう。

4. Feed Forward
最後が共有する部分です。
自分の書いたコンテンツを公開するかどうかは学生の自由となっていますが、Stephenたちは共有することを推奨しています。
そして、推奨するときのタグがこれです。
#CritLit2010
twitterなんかでも少しずつ書き込みが見られますよ。

「学習の高速道路」と言われてもその走り方がわからない人、あるいは、自分では走り続けているつもりでも、学生たちをどうやってその高速道路に乗せればいいのかピンとこない人にはお勧めの記事です。わかりやすく整理されていますよ。ぜひご一読を。

「Critical Literacies Online Course Blog」から「How This Course Works」
http://ple.elg.ca/course/?p=18

いやー、わくわくししますね!
posted by 村上吉文 at 08:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
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