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2010年05月05日

デジタルネイティブとデジタル移民の見分け方 その一

ネットに慣れていない人(ここでは「デジタル移民」としておきます)に、よく「むらログのパワーポイントの記事なんですけど」とかよく言われるんですが、これがよく分からなくて困るんですね。なぜなら、僕はパワーポイントの記事はいくつか書いているからです。

また、「むらログのシンデレラについての記事について詳しく聞きたいんですが」というような、自分で書いた覚えのない内容について質問されることがあります。

でも、ネットに慣れている人(ここではデジタルネイティブとしておきます)とは、そういう問題が起きることはまずありません。

なぜだと思いますか?

デジタルネイティブには、特定の記事の内容を簡潔にまとめる日本語力があるからでしょうか。

もちろん違います。そういう問題を避けるために、ネイティブたちが習慣にしていて、デジタル移民たちがやらないことが一つだけあるからです。

それは「URLでページを特定する」ということです。

「なーんだ、当たり前じゃん」と思った人は、ここから先は読む必要はありません。だって、ブラウザのアドレスバーを選択してそれをコピーするなんて、ショートカットを知っていれば全部あわせても一秒もかかりませんよね。それに比べて「むらログのパワーポイントの記事」と日本語で入力するなんて、ブラインドタッチの出来る人だって、タイプするのに何倍もかかります。

そういう状況があるので、僕は最近までなぜデジタル移民達はURLで話さないのか、とよく疑問に思っていたんですが、そうする方が難しい人たちがある程度の割合でいるらしいということと、そういう人達の間では、そもそもURLを使ってページを特定するという習慣がないために、その必要性すら認識されていないんだということが分かってきました。

それで、今日はURLを使って話すことについてご紹介したいと思います。

ごく一部の人(つまりデジタル移民)にとって、なぜURLで話すことが難しいのか。

それは、まず、見ているページのURLが分からないという理由があるかもしれません。開いているページのURLを知るには、インターネット・エクスプローラーなどのウェブブラウザで「アドレスバー」という部分を見ればわかります。

「アドレスバー?そんなもの見たことがない」という人は以下で画像を確認してください。
http://images.google.com/images?q=%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%BC

次に、URLが分かっても、それを人に伝えられない、という人がいるようです。
確かに、アドレスバーにはURLが末尾まで表示されないこともありますし、それを見ながら一文字ずつタイプしていくのは大変です。おまけに誤入力も多いでしょうから、「URL違ってない?」というような手間が増えて、実質的に使えません。

つまり、それをコピーすることができない人には使えないわけですね。

では、どうするのか。

見ているページのURLをコピーするには、まず「アドレスバーを選択」し、その後で「コピー」すればいいんです。

最初の「アドレスバーを選択する」を実現するには、マウス(というかポインタ)でアドレスバーをクリックすればいいです。でも、デジタルネイティブはそんなことはしません。ショートカットを使えばもっと早いですから。

ここで、初心者がよく使うインターネット・エクスプローラーでアドレスバーを選択するためのショートカットをご紹介しておきます。
http://www.google.com/search?hl=ja&safe=off&q=%22%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%92%E9%81%B8%E6%8A%9E%22%E3%80%80%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88&lr=&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=

要するに「alt」キーを押しながら「D」を押せばいいわけです。
Chromeでもそうですが、キーボードの「F6」でも同じことができます。たぶんfirefoxでもそうでしょう。

その状態で、アドレスバー(というより、その中のURL)が選択されていますから、そのままそれをコピーすればいいんですね。あ、でもメニューの「編集」から「コピー」とかやっているデジタル移民は、あまりにも非効率なので、ショートカットを覚えなければなりません。

コピーのショートカットは「ctrl+c」です。つまりキーボードの「ctrl」(コントロール、と読みます)キーを押しながら、同じくキーボードの「c」を押します。知っている人も多いかとは思いますが、「c」はキーボードの「x」と「v」の間にあります。もうちょっと詳しく説明すると、「x」の右で、「v」の左です。見つかりましたか?

コピーできたら、今度はそれをメールなり、ブログなりに貼り付けるわけですが、それも編集メニューなど使わないでショートカットしましょう。貼り付けるためのショートカットキーは「Ctrl+V」です。つまり「ctrl」を押しながら「V」をおすわけですね。知っている人も多いかとは思いますが、「v」はキーボードの「c」と「b」の(以下略)。

あと、よくURLを親切に紙にメモしてよこす人がいるんですが、いやー、親切にありがとうございます。でも、メールで送ってくれたら嬉しいんですよね。別にメールって隣の人に送っちゃいけないっていうルールなんてないでしょ? URLを紙に書くのも面倒くさいし、紙をもらった人もそれをアドレスバーに入力するのが面倒くさいじゃないですか。メールだったらクリックひとつで済むのに。おまけに紙を使わないから地球にやさしい。

ということで、ネット時代にはオンラインの活動について話すことが多くなりますが、そのとき、口頭ではなくメールでのコミュニケーションが中心になると思います。よく、「席が近いのにメールでやり取りするなんて変」なんて言われることがあるんですが、URLなしで(つまりページも特定できないのに)口頭で説明するとか、あるいは紙でURLを持ってくるとか、そちらの方がよっぽど変です。

「URLでページを特定して話す」
「URLは紙ではなくメール(でなくてもIMのようなデジタルツール)で送る」

この二つはデジタルネイティブにとっては基本的なマナーです。
必然的な理由もあります。ネットに慣れていない人同士でどうするかは構いませんが、デジタルネイティブにはネイティブなりの流儀がありますので、デジタル移民の人は気を付けた方がいいでしょう。
posted by 村上吉文 at 08:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
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