2010年04月19日

コースデザインを体験してみるすごい方法

語学のコースのデザインっていうのは、実際にやってみて失敗しては上達していくものだと思います。
失敗してしまったコースの学生には申し訳ないけど、充分な準備のないままにコースデザインの重責を負わされる先生も実はつらいですよね。
しかし、コースデザインというのはなかなか経験が積めるものではありません。いくら養成講座に高い金を払ったところで、コースデザインを任せてくれるところなんて私の知っている限りありません。(あ、某悪徳業者は実習生にコースデザインから何からすべて押しつけていたこともあったな)
コースデザインを経験できないのは、もちろんそれが人体実験に近い意味があるからです。あまりへたくそな設計をされたら学習者に甚大な迷惑をかけてしまうことになってしまいますからね。

でも、一つ、コースデザインを経験するためのいい方法があるんですよ。

1.この方法を使えば、学習者に迷惑をかけずに斬新なコースデザインをすることができます。
2.あなたは学習者のニーズはほぼすべて把握することができます。
3.しかも、学習者の体験もほぼすべてフィードバックしてもらうことが可能です。
4.おまけに、あなた自身の語学も上達します。

三つ目のヒントで「あははは、そう来たか」と思った人もいると思いますが、要するにインフォーマントに語学を教えてもらうのです。先生ではなく、あくまでもインフォーマント。コース設計はあなた自身が行います。あなた自身が学習者になるコースのコースデザインを体験するのです。

どんな斬新なコースをやって失敗しても、被害者は設計者本人なんだから迷惑はかかりません。もちろん、どんな生活をしていてどんなレディネスがあり、どんなニーズがあるかも知っています。しかも、そのコースのどこがよくてどこが悪かったのかも学習者として把握することができます。

これって、考えてみるとすごいことだと思いません?
というか、僕自身、お仕着せのベトナム語コースに通うのがいやで自分でインフォーマントを雇って勉強しているんですけど、本当にすごく効果的なんですよね。職場の書類とかも日本語とベトナム語の対訳になっているものがあったりするので、それを教材にしています。文字だけでなくインフォーマントにそれを録音してもらってICレコーダーで聞き込んだりしています。

そうすると、たぶん他の職場の人には全く役に立たないコースではあるだろうと思うんですけど、僕自身にはまさにピンポイントで効果的なコースができるんですよね。しかも、コースデザインの経験にもなります。

どうですか? 教師でなくインフォーマントと学ぶ外国語。コースデザインの勉強に最高ですよ。
posted by 村上吉文 at 08:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
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