2010年02月13日

朝青龍への引退勧告は妥当だったのか。


今回の引退劇の真相は私には確認できませんが、報道されていることを100%鵜呑みにして、「一般人に暴力をふるった」ということにしておいても、それまでの横綱はそんなに品格のある人たちばかりだったのでしょうか。

たとえば、国民的大横綱だった双葉山は暴力行為で現行犯逮捕されていますが、その後、日本相撲協会理事長にも選ばれています。写真は警官隊と立ち回りを演じる双葉山です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%92%BD%E5%85%89%E5%B0%8A%E4%BA%8B%E4%BB%B6

以下は「璽光尊事件 羽黒山」の検索結果です。ご自分の目でご確認を。
http://www.google.com/search?q=%E7%92%BD%E5%85%89%E5%B0%8A%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%80%80%E7%BE%BD%E9%BB%92%E5%B1%B1

また、大鵬、柏戸、北の富士らが拳銃を密輸し、不法所持していたという事件もありました。下っ端の力士は起訴までされていますよ。
以下は「大鵬 柏戸 拳銃」の検索結果です。
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%A4%A7%E9%B5%AC%20%E6%9F%8F%E6%88%B8%20%E6%8B%B3%E9%8A%83

なお、朝青龍をバッシングする人たちは、必ずこれらのことを「今と昔では尺度が違う」などといいます。しかし、古い方の璽光尊事件だって戦後ですし、拳銃事件は関係した北の富士が今でもNHKで解説をしているぐらいです。その程度の短時間で価値観がガラッと変わってしまうようなものなら、それは「伝統」の名に値しません。

例えば新聞なども朝青龍の引退に関して
神事に根ざす伝統を理解し、現代社会にマッチする形でどれだけ伝えられているだろうか。
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh201002060095.html
などと書いていますが、横綱なら警官隊を相手に大立ち回りを演じても、拳銃を所持していても、相撲さえ取っていれば大目に見るというのが「伝統」だったのではないでしょうか。

ちなみに、朝青龍が暴力をふるった相手は本当に「一般人」という表現にふさわしい人物だったのかどうかも考えてみる必要があると思います。
以下は、その「一般人」とされている人物の名前で検索した結果です。
http://www.google.com/search?q=%E6%9C%9D%E9%9D%92%E9%BE%8D+%E5%B7%9D%E5%A5%88%E6%AF%85

また、朝青龍の引退は「小沢不起訴」のニュースを隠すためだったという観測もあります。
昨日(2/4)は「小沢不起訴決定」のニュースが、「検察批判」と「マスコミ批判」の嵐とともに、日本中を駆け巡るはずだったが、突然、マスコミで沸き起こった「朝青龍暴行疑惑」がこの日にタイミングを合わせるように異常に加熱し、ついには「日本相撲協会」の理事会で、元警視総監やヤメ検(元検察官僚)の理事等により厳しい追及が行われ、あわただしく「朝青龍引退」となってしまったらしく、テレビと新聞は、号外まで出して、「朝青龍引退報道」一色になってしまったわけだが、翌朝、つまり今朝の「毎日新聞」のトップは、なんと「朝青龍引退記事」だったらしい。あれほど公然と「小沢批判」にこだわっていた毎日新聞が、「小沢不起訴ニュース」を無視したい気持ちはわかるが、「朝青龍引退記事」がトップとは、あまりにもよく出来た話というか、まったく三流芸人レベルのギャグというしかあるまい。しかし、この日、司法・検察関係の元官僚が、他の理事達の意見を押し切って「朝青龍引退」へもって行ったらしいが、司法・検察関係の元官僚(元警視総監の吉野準監事、元東京高検検事長の村山弘義理事)が、こんなところまでもぐりこんで(天下り)いたとは…。元警視総監・吉野準が、「即刻、首にすべきだ」と、強引に「朝青龍首切り」にこだわり、元東京高検検事長の村山弘義理事がそれに同調し、無理矢理、「朝青龍引退」にもっていった理由は、何か。ちなみに、この日に、横綱審議会委員長の「鶴田卓彦」は自筆のサイン入りで「横綱引退勧告書」なるものを書いていたらしく、そのコピーなるものがマスコミに流れていたが、鶴田の本職は、なんと「日本経済新聞元社長」であるらしいから、すべては出来レースだったのである。要するに、元警察・検察官僚とマスコミが仕組んだ「小沢不起訴報道」隠しの猿芝居である。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100205


ちなみに、上記の記事は以下の言葉で締めくくられています。
平成の大横綱・朝青龍明徳よ、ありがとう。君の相撲にこそ、相撲道の極限の美学があった。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100205

美学という言葉がふさわしいかどうかはともかく、どんな分野であれプロとして頑張っている人間なら、精進しない人間がトップに居続けることなんかできないということはよく分かっているはずです。朝青龍のことを「強いだけで品格ではない」などと言っている人たちは、本当の意味で頑張った経験がないのではないでしょうか。
タグ:朝青龍
posted by 村上吉文 at 09:31 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
むらログさん
ご無沙汰しています。そして、申し訳ありません。むらログさんがベトナムに行っておられる間に、朝青龍関はとうとう、相撲界から追い出されてしまいました。
残念で悔しくて、無念です。

2009年は、1月場所の復活、ガッツポーズにも支持が寄せられたり、ファン太郎のCMも好感度が高く(日経○○○の調査ではベスト7に入りました)、「クメピポへ」の出演や年末にはバラエティ番組にも「笑っていいとも」にも出演したりしてチャーミングな姿を披露していました。2010年のお正月には共演した明石家さんまから「もう、大丈夫や」と言われたりしていたのです。

それに、2007年とは違って、朝青龍関は自分のブログを持っていて情報発信することも可能でした。事実、離婚のときにはマスコミ発表より早くブログ発表を行い、あまり不祥事扱いされませんでした。

そんなことに力を得て、2007年に「むらログ」さんがされたように、1月27日の「週刊新潮」発行からマスコミ報道への疑問や協会の対応についての疑問を自分のブログで書いてきましたが、力が足りませんでした。
協会、高砂部屋、そして、肝心の朝青龍関のマネージメントスタッフが広報というか危機管理に疎いということもありました。

2月4日まで、「むらログ」さんが朝青龍擁護のコメントを発してくれてなかったので、「サスガに一般人への暴力ではむらログさんから見ても擁護しづらいのかな?」なんて悲観していましたので、少しだけですが嬉しいです。

 この双葉山どころか、一昨年秋には東心山という三段目の力士(玉ノ井部屋)がタクシー運転手暴行事件(酔ってタクシー内で騒いだ)を起こしていますが、彼は出場停止にもなっていませんし、まだ現役です。

 しかし、日本社会の不寛容とマスコミ報道に煽られて処断していくという構図はいっこうに改まりません。もちろん、朝青龍関に対しては非常に先鋭的ですし。
 朝青龍関引退の報を受けて、白鵬関が「事実ですけれど、信じたくありません」と切り出し、「目標とする力士の一人でありましたし」と涙にかきくれて何度も声を詰まらせ、「自分を引っ張ってくれる横綱でありました」と記者会見で話してました。そして、「やり残したことがいっぱいあるんじゃないか」「お疲れ様というのは違うと思うので、相撲界を忘れないでと声をかけたい」と。
 モンゴルの力士たちが朝青龍の無念を心から理解していることがよくわかるコメントでした。白鵬関には救われる思いはしたのですが…。
Posted by ふじこ丸 at 2010年02月19日 10:29
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック