月刊日本語からいらした方はこちらへ!

2010年02月08日

朝青龍引退に見るジャーナリズムの病理

朝青龍が引退してしまいました。いや、引退した以上、もう朝青龍という人はいないんですよね。ドルジ、本当にお疲れさまでした。ありがとう。

さて、今回の朝青龍引退の直前、厳重注意だけにとどまっていた相撲協会の対応についての国民の意識は以下のようなものでした。
相撲協会の対応は妥当 8 %
相撲協会の対応は妥当でない 70 %
どちらでもない、その他 21 %
http://news.goo.ne.jp/hatake/20100129/kiji4187.html

つまり、ほとんどの国民が「朝青龍に対して甘すぎる」と考えていたわけですね。そして、実際、引退後は次のようになっています。
朝青龍の引退表明に納得できる 42 %
朝青龍の引退表明に納得できない 42 %
どちらでもない、その他 16 %
http://news.goo.ne.jp/hatake/20100204/kiji4203.html

「納得できない」のは「引退ではなく解雇処分にすべきだった」という意見が多く含まれていますので、ここでもまたほとんどの国民が朝青龍に批判的であることが分かります。

 国民の感情としては自然なことでしょう。無理もないです。

 私自身、たとえば沢尻エリカは嫌な女なんだろうと現在も感じてしまいますし、松本サリン事件も真犯人が分かるまでは河野義行さんが犯人なんだろうと思っていました。ですから、「朝青龍は悪い奴だ」と国民の多くが思っているのも当然なことだと思っています。「だから日本人は無知すぎる」などと批判することもできません。ネットが発達してきて事態はだいぶ改善されているとは思いますが、それでも私自身だってさほど関心のないことには自分で積極的に裏を取ったりはしないものですから。

 ただ、私はモンゴルで八年ほど暮らしたことがあるので、朝青龍のことだけは日本のジャーナリズムの情報だけを鵜呑みにしないでいい状況がありました。それで、やはりこれまでの報道ぶりは不当であるというだけは書いておかないわけには行きません。

 具体的な内容については2007年に書いた一連の記事をご覧いただきたいと思います。
「むらログ: 朝青龍バッシングに見るマスコミの不勉強」
http://mongolia.seesaa.net/article/50127346.html

 今回の引退劇に関しては、モンゴル側での事件ではなく、また私自身が日本にいないという状況もあり、軽々しく口を挟むことはしません。ただ、2007年のバッシングを振り返って感じた構造的な問題について、一言だけ書いておきたいと思います。

その「構造的な問題」というのは、以下のような流れです。

1・真実よりも「読みたいもの」しか読まない国民
2・「読みたいもの」に合わせた偏った報道
3・偏った報道に基づく国民の誤解
4・誤解に基づく圧力
5・圧力に基づく不合理な処分
6・その処分に基づく誤った国民の認識
(1にもどる)

1・真実よりも「読みたいもの」しか読まない国民
私個人の例で言えば、たとえば「沢尻エリカが孤児院でチャリティイベント」という見出しと、「沢尻エリカがまた暴言?」という見出しがあれば、まあ、正直言って後者をクリックすると思うんですよね。あなただってそうでしょ? 沢尻エリカのように悪役イメージが植え付けられてしまうと、私たちはチャリティイベントの記事なんかよりも、その悪役にふさわしい記事をいつの間にか選んでしまうのです。

あるいは、「イチローが公式練習をさぼった!」という記事を読むのも抵抗があるでしょう。彼にはアメリカにおける日本のヒーローであってほしいし、マスコミにそういう夢を壊してほしくないからです。

2・「読みたいもの」に合わせた偏った報道
実は「孤児院でのチャリティーイベント」というのは、まさに朝青龍のサッカー騒動の現場のことです。イベント自体、日本大使館などが主催する正式なものでしたし、朝青龍も最初はいくら孤児たちに「一緒にサッカーして!」と頼まれても辞退していたのを、最後の20分だけグラウンドに立ち、ボールに触れたのも数回だけだったということでした。(ちなみに、孤児を励ます公式なチャリティイベントで、孤児たちに乞われても無視してグラウンドに立たないのは、保身という言葉にはふさわしくても「品格」ではないでしょう。保身の大切さが分かっていなかったのが残念ですが)

朝青龍のサッカー事件の現場は、モンゴルの孤児院の子供たちに、中田英寿がサッカーの手ほどきをするというイベントでした。そして、朝青龍はサッカーの選手ではありませんが、ゲストと同じ国で活躍するモンゴル人であり、その国の「国技」と一般に信じられている相撲の横綱です。

私たちに近い例でたとえるとすれば、日本の孤児院にアメリカからエア・ジョーダンがバスケットの指導に来て、そこにイチローもサプライズゲストとして登場した!という感じだったわけです。

もしイチローが怪我の治療のための一時帰国だったとしても、イチローが孤児たちに乞われてバスケットを一緒にプレイしたとしたら、バッシングにはならなかったでしょう。それどころか「怪我を隠して笑顔で孤児を励ますイチロー」という美談になっていたに違いありません。それは、私たちが「イチローがさぼった!」などという記事を読みたくないからです。

報道機関もビジネスである以上、売れる記事を書かなくてはなりません。そして、「売れる記事」というのは前項で説明したとおり、真実かどうかではなく、ヒーローにふさわしい善行や、悪役にふさわしい悪行などの「国民が読みたい記事」なのです。だって、読みたくない記事には金は払わないんだから、仕方がありません。

そして、それを決めているのは私たち一般消費者なのであり、ジャーナリストたちだけを責めるわけにもいきません。そういえば、最近では、こんなエントリーが注目されました。

「【酒井法子覚醒剤報道】 毎日新聞が教える正しい容疑者写真の使い方」
http://birthofblues.livedoor.biz/archives/50884771.html

酒井法子が「失踪中」であるという報道の時はきれいな顔だったのに、覚醒剤が自宅から発見されて「逃亡中」という報道になると、同じイベントの写真なのに毎日新聞はわざわざ悪人らしい顔を選んで掲載したのです。そして、これに対して報道の側から「単にその方が自然だからだ」という反論もありました(ソースは忘れました)。

もっとも、この点は朝青龍も諦めていて、引退会見ではこんなことも言っていましたね。これを「品格」といわずに何というのでしょうか。

3・その報道に基づく国民の誤解
こうして、国民は正しい真実を知ることはありません。いくら相撲協会が「朝青龍は普通の骨折ではなく疲労骨折なのであってサッカーぐらいはでき、仮病ではない」と言ったところで、そんな声は国民の耳に届かないのです。だって、報道されないんですから。まあ、実際は小さく報道はされるんですが、それは「読みたい記事」ではないのでワイドショーでも取り上げられず、電車の吊り広告にも載りません。したがって、多くの国民はそれを知るチャンスすらありません。

その結果、あれから二年半が過ぎようとしているのに、未だに多くの人が「朝青龍は仮病を使って巡業をさぼった」と信じ込まされています。以下のリンクはGoogleのブログ検索で24時間以内に「朝青龍」「仮病」という言葉を使った人たちのリストです。
http://blogsearch.google.com/blogsearch?hl=ja&q=%E6%9C%9D%E9%9D%92%E9%BE%8D%E3%80%80%E4%BB%AE%E7%97%85&lr=&um=1&ie=UTF-8&scoring=d&as_drrb=q&as_qdr=d&filter=0&sa=N

繰り返しますが、私はこの人たちを無知であると嘲笑することはできません。なぜなら、私も沢尻エリカは素直な子だろうとは感じていないからです。本当はいい子なのかもしれませんけどね。

なお、朝青龍のサッカー騒動を仮病だと今でも思っている人には、こちらをご紹介しておきます。
「むらログ: 事実の再確認:既に朝青龍の仮病疑惑が晴れていること。」
http://mongolia.seesaa.net/article/50977189.html

4・誤解に基づく圧力
最悪なのは日本が民主国家であるというこということです。

日本が独裁国家なら、為政者だけが真実を知っていて、一般人はバカでも無知でも大した問題ではありません。しかし、日本は国民が主権者であり、参政権以外にもいろいろな権利を持っていて、それを行使します。

例えば表現の自由。ブログでも2ちゃんねるでも、疲労骨折とは何かも知らない人たちが大量に書き込んでいます。このブログにも私に対して「死ねばいいのに」などと書く人がいました。

そして、朝青龍の場合は、本人だけでなく日本相撲協会や横綱審議会に対しても、さまざまな圧力がかかりました。圧力は「読者からの要求」という大義名分をかかげたメディアスクラムという形でも当事者に迫ります。彼らは「国民は厳正な処分を望んでいますが、どうなんですか?」と表面上は「質問」という形を取りながら、実質的には読者の喜ぶネタ(この場合は厳正な処分が下されること)を作り出そうとするわけです。

5・圧力に基づく不合理な処分
 その圧力に押されて、相撲協会なり、横綱審議会は何らかの処分を迫られることになります。サッカー騒動の時はこんな感じでした。
協会側は朝青龍のけがを認定した上で、誤解を招いた軽率な行動を重く見て処分を課した形となった。
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/battle/news/20070802k0000m050128000c.html
まったくばかげた話です。イチローなら美談になる話を「腰骨がぽっきりと骨折しているのにギプスもしないでサッカーに興じている」というまったく事実と異なるストーリーに仕立て上げたのはマスコミであり、責められるべきは朝青龍ではなかったはずです。それを、「仮病で休んだから」ではなく、そういう「仮病で休んだという誤解を招いた」というだけで二場所出場停止などという処分にしたのは、今振り返ると明らかに合理性に欠いていました。しかし、24時間報道陣に押し寄せられるような事態の中では、彼らの要求に屈せざるを得ないのでしょう。

似たような例は三浦和義氏のロス疑惑でもありました。ロス疑惑の銃撃事件では、結局三浦氏は無罪になったわけですが、当時のマスコミは三浦氏を犯人と決めつける報道を繰り返し、それが検察に対する圧力になり、検察は証拠不十分なまま起訴してしまったわけですね。

私は日本にいなかったので分かりませんが、先週の小沢さんの不起訴も似たような状況だったのかもしれません。

6・その処分に基づく誤った国民の認識
さて、朝青龍の場合もそうでしたが、処分がいかに不合理なものであったとしても、事実として処分は処分であり、国民の印象に残るのは「処分された」という事実だけです。それがいかに不合理だったのかなどということは国民は覚えていません。

私自身、三浦氏が銃撃事件で無罪になっていたということは、つい最近まで知りませんでした。悪人にお縄がかかるところまでが番組なのであり、これで一件落着とばかりに国民の興味はもう次の事件に向かってしまうのですから。

ですから、朝青龍の場合も「二場所も出場禁止にされたんだから、やっぱり仮病だったんだろう」という程度の認識のまま、騒動を忘れてしまいます。

今回の引退劇に関して、私は何人かの知人に「どうして大鵬や柏戸や北の富士は拳銃密輸して書類送検されても引退はおろか出場停止にすらならなかったのか」と訊いてみました。そして、皆さんが一様に答えるのは「今までの積み重ねだからね」ということです。

私もまったくその通りだと思います。しかし、その「積み重ね」というのは、「真実の積み重ね」ではなく、「印象の積み重ね」なのです。そして、その印象というのは「腰骨がぽっきりと折れているはずなのにサッカーに興じていた」というまったく事実とかけ離れた印象なのです。

私は、この構造はいつか国を滅ぼすのではないかと危惧しています。
日本は国民が主権者なのであり、主権者に正しい情報が届かない構造は、愚かな独裁者が国を支配する構造と何も変わりません。

この構造を変える力など私にはないし、どうしたら変えられるのかなんていうことも分かりません。でも、こうしてブログで考えを共有することが、少しは事態の改善につながることに、一縷の期待をかけたいと思います。
posted by 村上吉文 at 08:19 | Comment(20) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
それほど興味ないのなら沢尻エリカの名前を使うな
偽善者野郎が
Posted by hor at 2010年02月08日 10:15
あら、早速ただ人を傷つけたいだけのコメントを入れた人がいますね。

国際理解教育の授業で
メディアリテラシーのワークショップを開催ことがありますが
情報が一部操作されているとわかっていても
多面的で客観的な情報を得ることは並大抵のことではありませんね。

言われて見ると私も沢尻エリカは
誰だかよくわかってもいないのに
あまり良い印象はありません。
興味が無いゆえに、黙っていても聞こえてくる情報しか持っていないからだと思います。

主権者に正しい情報が伝わらないのは
主催者(消費者)が選んでいるという事実もありるので、ただメディアを責めてはいけないと思いつつも、今まで取材を受ける機会が何度かあったたときに、答えた内容と違って驚いたこともあるので、ついついメディアを責めてしまいます。
Posted by 15-1隊員 at 2010年02月08日 14:21
あなたが、沢尻エリカさんについて十分な情報がなくても、
マスコミが言うほど悪い子じゃないだろう、と考える程度に、
国民は、マスコミが言うほど朝青龍は悪い奴じゃないだろう、と考えていると思いますが。
あなたの挙げた調査データでの「朝青龍の引退表明に納得できる 42%」
というのは、そう読むべきではないでしょうか。

優秀な方が外国生活をすると、得てして母国(民)のバカさが目に付くのでしょうが、
あなたが心配しているほどには、日本人はバカじゃないと思います。


あと、「サッカー事件」については、あなたのような説明がすぐに
朝青龍本人、あるいは協会からなされていれば、印象は違ったかも知れませんね。
ただ事実としては、両者からそのような事後説明はなかったし、
それどころか朝青龍サイドから協会への事前連絡すらなかったんでしょう?

あなたの挙げたイチローだって、もし故障中にチームに無断で参加していたら、
多くの日本人はバッシングすると思います。
Posted by peuge at 2010年02月08日 15:16
ありがとうございました。

朝青龍サッカーの裏(表)?事情が
知れてよかったです。

小沢さんもそうですが、亀田兄弟もそう。
おとなしくないと許されない。
なぜ何でしょうか。

議論がなされない「民主国家」は
どこか恐い。どこか危うい。
そう感じています。

これからもブログを愉しみにしています。
Posted by つき at 2010年02月09日 00:44
勇気あるブログに感謝します。事情を知らずに、雰囲気だけで批判したり、ほめたたえたり、、、マイケルジャクソンの事例もそうでした。日本の私達も、報道をうのみにせず、よく見て、考えることの必要性を痛感中。
ただテレビの影響は大きい。
逆にテレビを見ない者にとって、一連の騒ぎとは、文字などで知る一歩距離を置いた情報。考える余裕も生まれる。頭と心が一つのかたよった目線で一杯にもなりません。
汚い言葉でののしる、相当なストレスをため込んでそうな人達も、きっと一人気がつき、又一人気がつき、で、批判もきちんと議論できるようになる、と今後の日本に希望を持っています。その為の一歩と成る、このブログに感謝します。
Posted by タリラリラン at 2010年02月09日 03:07
>あと、「サッカー事件」については、
>あなたのような説明がすぐに朝青龍本人、あるいは協会からなされていれば、
>印象は違ったかも知れませんね。
>ただ事実としては、両者からそのような事後説明はなかったし、
>それどころか朝青龍サイドから協会への事前連絡すらなかったんでしょう?

それは最初の報道が悪意に満ちていたからではないですか?
わたしが朝青龍関でも反論しても無駄だと思いますよ。イラクで一時期拉致されたNPOの方々と同じです。排外主義にかられたセロンには反論は無意味ですよ。
ただ、今回の件では、現役相撲選手が一般市民(ろくでもないのもいるでしょうが)に暴行を加えたということには一言言及すべきだと思います(4時まで飲んでたという指摘には大きなお世話と思いつつ)。
Posted by こわ at 2010年02月09日 04:39
報道によって、醸成されていってしまう「印象」。
恐ろしいです。

「事実報道」と、いくらうたったところで、人が書くもの。
そこには書く人の意図は必ず現れると思います。
また、「何を取り上げないか」にも、意図が働くでしょう。

醸成された印象を、いつの間にか、本当だと信じ込まされてしまう。
いつも「?」の気持ちを持って冷静に考えよう、という意志を持ってないと、
巻き込まれて、いつしか、自分も加担することにすらなりかねませんね。
自戒をこめて。
Posted by 青山美佳 at 2010年02月09日 07:52
horさん、大変失礼しました。
「悪い人ではないのかもしれないけど」という前提で使ったのですが、ファンの人には申し訳なく思っています。

peugeさん、コメントありがとうございます。
> 国民は、マスコミが言うほど朝青龍は悪い奴じゃないだろう、と考えていると思いますが。
> あなたの挙げた調査データでの「朝青龍の引退表明に納得できる 42%」
> というのは、そう読むべきではないでしょうか。
ここの部分、最初は「納得できない」(引退に値するほど悪い奴でないから)の間違いではないかと思ったのですが、後から考えて「解雇は厳しすぎるから引退なら納得できる」という意味なのかな、と思い直しました。だとしたら、やはり国民は「悪い奴」だと思いすぎだというのが私の認識です。

> 両者からそのような事後説明はなかったし、
これは何かソースがありますか?
ちなみに現場にはマスコミ関係者もいたので、騒ぎになった後でその本人がきちんと説明すべきだったと思います。名前は挙げませんが、私の知人です。

15-1隊員さん、コメントありがとう。
最初からストーリーができあがっていて、それに合う発言しか探さない人っていますよね。まあ、お役所もそうですけど。

つきさん、コメントありがとうございます。
理性的な議論にならないのはこわいですよね。感情だけで突っ走ってしまうみたいで。

タリラリランさん、コメントありがとうございます。
そういう意味ではネットが発展してきて、本当によかったと思います。逆に、それまで何の反論もできずに葬られてきた人がどれほどいたことか、恐ろしくなります。

こわさん、コメントありがとうございます。
ああいう悪意に満ちた報道ですら、反論していたらたぶん「言い訳しないのが日本の文化だ」とかまたバッシングされますからね。それから今回の暴行とされている件については、申し訳ないのですがマスコミ以外に情報源がないので、軽々しく口を挟むつもりはありません。もちろん、事実なら悪いことですが、事実でないことを平気で垂れ流す人たちもいますので。
Posted by 村上吉文 at 2010年02月09日 07:55
> あなたの挙げた調査データでの「朝青龍の引退表明に納得できる 42%」

説明が足りずすみません。
私は、恐らく村上さんと同様に「朝青龍は悪い奴なので辞めて欲しいと考える人が42%」と
捉えていて、その上で、これだけ否定的なマスコミ報道のなかでも、半数以下しか朝青龍に
否定的な人はいないのだ、と理解したということです。


> > 両者からそのような事後説明はなかったし、
> これは何かソースがありますか?

リンク先の村上さんの記事は読み落としておりました。骨折の程度については説明があったと
いうことで良いでしょうか。
ただ、重要なのは朝青龍サイドから協会への事前連絡がなかった(か不十分だった)ことで、
それが問題を大きくしたのだと思います。


改めて村上さんの記事を読み返して分からないのは、マスコミの「構造的な問題」が解消された
社会では、朝青龍はどう捉えられるのが良いとお考えなのでしょうか?

「大人気の横綱」として活躍を続けているのでしょうか?
Posted by peuge at 2010年02月09日 16:56
朝青龍にたいして横綱としての品格をもとめる意見が多かったと思いますが、その品格の定義を説明できる人は、未だお目にかかっていません。大相撲も意図してか否かはべつとして力士はずいぶんと国際化して、文化の異なる方々が多く活躍する状況になっています。そのような方たちに日本人のいう品格とは何なのか、言葉で論理的に説明しない限り、同じような問題がまた起こりうるということではないでしょうか。この一件は国際化できない日本の端的な例の一つだと思っています。
Posted by 山下 at 2010年02月09日 22:28
朝青龍の、サッカー参加の事情については
ここで新しく出てきた新事実とかでもなく
当時からネットでは普通に見かけられた事実
なんですけどね。
というかそれだけ漏れ聞こえてくるんですから
マスコミなんかは当然知ってて無視した訳ですよ。
それを説明不足だなんだとか言うのは無理が
ありすぎますわな
Posted by k at 2010年02月09日 22:44
サッカー事件だけしか言及していませんが、彼にはそれ以外の多くのあまり良しとされない行動があったわけで。
一つの事実だけで今回の騒動ではないと思います。

とはいえ、必要な教育を施せなかった親方が一番ダメだと思いますが。
Posted by こう at 2010年02月10日 01:52
朝青龍引退に関する思いは人それぞれだと思いますが、僕の気持ちはあなたのエッセイに近いです!悪役となり日本文化に歩み寄ることが不十分だったにせよ、日本人の真実に対する行動が天動説的危険性を感じています。

朝青龍の日本での扱われ方、ニューヨーク・ヤンキースで苦しんだ伊良部や井川のこちらでの扱われ方とダブるんです。松井は白鵬に似たような扱われ方でしたね!
Posted by Kazxu at 2010年02月10日 06:11
小沢や三浦の話はともかく、沢尻と朝青龍をからめて議論するのは問題意識として共有できるところがあります。

朝青龍のサッカー事件は少し冷静に考えれば疑問点はたくさんありましたし、
モンゴル大使館やその他のモンゴル関係者の言葉と日本の報道の食い違いに
日蒙離間策が発動しているのかと当時はかなり疑っていました。
(今もかなり疑っていますが)

沢尻の件もそうなんです、青き狼にも例えられる現代のモンゴルの英雄を
こんなにも味噌っかすに扱うのと同様に、二十歳そこそこの女の子が
わがままひとつ言うのも許せないくらいにこの国とその精神は衰弱してしまっているのです。

すぐに軍靴の足音が聞こえる人たちはなにをしているのでしょうか。
こういうときこそこの国の精神の衰弱に警鐘を鳴らすべきなのに、
率先して偏狭な正義をふりまわしているなんて・・・。
本当に恐ろしいことです。
あなたはもう日本国という国に住むことはないかも知れませんね。
Posted by 江尻 at 2010年02月10日 08:39
正しい見解だと思います。まず真実が明らかになっていないのであり、軽々に論じるマスコミや、明らかにもせず引退を迫る横綱審議会はおかしいです。

また例え罪を犯したとしても、罰はそれに見合うべきです。今までの先例や個別の事情が考えられてしかるべきです。いわば厄介払い、臭いものに蓋をするためにバッシングしている、それを利用している感が強いです。

大相撲伝統と言われますが、その伝統は今までなし崩し的にないがしろにしてきたのはむしろ協会なり、マスコミです。伝統を無視しつつ、伝統を押し付けたり、利用して、自分たちの都合の悪いことをなくしているだけのように感じます。横綱が神とされ、神事ならもっと神事、神格性を打ち出すべきでしょう。各地の神社で積極的に土俵入りを行っても奨励されるべきことでしょう。

私は朝青龍が嫌いですが、今回の処分のされ方、対応には納得ができませんでした。
Posted by momo at 2010年02月18日 01:58
処分がなっとくできないなら、
黙ってみるではなく!!

品格がないマスゴミ
芸能人や
Blogに
われわれの意見を攻撃する必要があります。

私もやっています。
品格がない人のblogに言い返す。

このblogの人はもっとこのような事実をほかの人に知らせるべきです。
Posted by 品格」 at 2010年02月20日 10:58
村上吉文の病理
村上が週刊誌をうのみにして、鶴田氏について書いた文
「それじゃ裏金はいいんですか? 愛人はいいんでしょうかね?」

鶴田氏側が提訴した裁判の結果は次のようになっている
「裏金作りのため子会社を設立、子会社の背任事件に関与、愛人
がいた、などは虚構で真実ではないとして名誉棄損の成立を認めた」
Posted by mina at 2010年02月22日 19:38
minaさん、ご指摘ありがとうございます。
Posted by 村上吉文 at 2010年02月22日 21:06
マスコミが如何にドルジ君を悪役に仕立てようとも私には、彼が悪人には見えませんでした。テレビと言うのはどんなに脚色しようがそういう部分はちゃんと伝わっているんだと思います。また、マスコミが如何に貴乃花理事をヨイショ報道しても、彼の陰湿さ異常さはやはり伝わります。イチローが凄いなんて思っている人の方が少数派で、野球を知っている人ほどその傾向が強いですね。

貴方が危惧しているほど国民は逆に馬鹿ではなくて、「判っているけど、マスコミの人間は本質的にただのパパラッチだから、言ってもしょうがない、相手にするだけ馬鹿らしい。」という感じになっているんだと思います。
Posted by gatlin at 2010年02月22日 22:18
はじめまして。
村上さんが、日本のマスコミと民主主義の悪循環について丁寧に論理的に表現されていること、すごいことだと思います。かつ、配慮されつつかいているところにも。
私だったら、感情をあわらにして、説得力のない内容を書いてしまいそうなところです…。

コメントで国民が馬鹿かどうかというのが問題になっていますが、国民の能力の問題ではないと思います。 無意識にゴシップにひきつけられてしまう自分を知り、冷静さをもって対処する方法を“学んで”いるか、どうかだと思います。受験勉強が大切な日本の学校システムですが、メディア学習時間も重要なので加えてほしい。

バッシングといえば他人事のような気がします。いじめ、偏見による根拠の少ない言いがかりという言い方ではわかりやすすぎるでしょうか。
Posted by Shino at 2010年02月25日 14:42
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック