2010年01月30日

リスクをとるキャリアプラン

 自分もここで「日本語教師のキャリアパス」なんて書いていたりしますけど、「じゃあ、お前はこの世界でやっていけるという自信があって日本語教師になったのか」なんて言われてしまったら、それはかなり違うんですよね。まあ、自信がなかったわけではないけど、それはこの業界がこんなに厳しいなんて知らなかったから。知っていたら入ってこなかったんじゃないかな。

 あと、mixiのコミュなんかでも、日本語教師への転職を考えている人に、経験者から「きちんとキャリアプランを考えておけ」なんていうアドバイスがされることがあります。もしかしたら、僕もしたことがあるかもしれない。

 でも、思うんですが、それは日本語教師にならなかった人が、その一歩を踏み出さなかった自分に言い訳をするには役に立っても、これから成功して素晴らしい日本語教師になるかもしれない人にとっては、言っちゃいけないんじゃないかな、と最近思うようになってきました。だって、この不確定な世の中では、きちんとしたキャリアプランなんてできるはずがないんですから。

 きちんとしたキャリアプランを描けるようになるまで待っていたら、結局、日本語教師になんかなれないと思うんですよね。僕の知っている日本語教師の仲間にだって、学部から日本語専攻だったような人もいますが、そうじゃない人が「えいやっ!」と飛び込んできたようなパターンも結構あるんです。

 特に僕のように海外を中心にキャリアを積みたいと考えている人は、そこの状況なんて日本にいる限り分かるはずないので、状況が飲み込めてから飛び込むなんて選択肢は実際にあり得ないのです。もちろん、予想以上に厳しかったという感想を持つこともあるでしょうし、撤退することになる人もいるでしょう。だけど、現地で成功している人もいますし、その人たちだって飛び込んできたときには、単なる生意気な若造だったに違いないんです。

 あんまり慎重に考えるのもどうなんでしょうか。目の前のリスクを取らないという行き方は、実は結局身動きができないところまで追いつめられるという、ハイリスクな行き方に見えてしまうんですよね。

 で、これから日本語教師になってみたいと思う人向けに、最近の渡辺千賀さんのエントリーはなかなか役立つものが多いので、リンクを貼っておきます。

海外で働く体験談集:アジア編。ベトナムで日本語教師になった人も出てきますよ。

海外での仕事に必要な英語のレベル。これは現地に行ってみた方が伸びるので、さっさと海を渡ってしまえ、というお話。

異質な外国人であることが普通な世界になってきたこと

キャリア構築における自分のMVP化の重要性。結論として「とりあえず最低限なんとかなればいいや、で新たなステップに進む」を挙げています。

しっかりしたキャリアプランなどいりません

渡辺さんの本については、出版された時にもご紹介しましたが、今回ご紹介したブログ記事にご関心がある方は、『ヒューマン2.0―web新時代の働き方(かもしれない) (朝日新書)』もご覧になるといいでしょう。


この記事へのコメント
「ともあれ飛び込んでしまえ」が今につながってしまった、叩き上げ系の私です。(多分、同僚某氏のスタートもそうかな???)もちろん環境や状況がそれを許してくれたというのも大きいのですが。
ただ、最近いろんな敷居が高くなってきて、私がスタートした頃に比べて入りにくい感じが強いのかなとも思ったりします。
いずれにしても、リスクのない選択はありませんよね・・・。
Posted by ゆに at 2010年02月22日 03:17
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