2009年04月27日

Googleドキュメントで語彙表を作ると共同作業がチョー簡単

僕はどうも「協働」っていう言葉が、こっぱずかしくって苦手なんですが、まあ、ここ数年の間、日本語教育に限らず、いろいろな分野で注目されている言葉ですよね。

まあ、ここでは単に「共同作業」としておきますが、要するに、Googleドキュメントのスプレッドシート(マイクロソフトのエクセルをもっとクールにして、オンラインで共同作業ができるようにしたようなもの)を使うと、普通のwikiシステムより、ずっと簡単なんです。

というのも、wikiだと、たとえば有名なウィキペディアなんかも、基本的にはページ単位で編集しますよね。長いページだといくつかに分割されていることもありますが。

それが、Googleドキュメントのスプレッドシートだと、小さなコマ(セルといいますが)ごとに、それぞれ別々に作業できるのです。とか言っても分からないでしょうから、実例をご紹介しましょう。



これは、先日「IT日本語の教え方」というコースで使ったものですが、これは五台のパソコンを使って、同時にこの表を編集しました。いま二十個ぐらいの語彙が入っているリストになっていますが、五人で作るとすると、一人四つぐらいの語彙について調べれば、全部の語彙が調べられることになりますよね。

wikiのシステムだと、一つのページにみんなが一斉にアクセスして書き込むなんてことはできません。いくら自分で書き込んでも、その前のバージョンを読み込んだ人が自分の後に保存してしまったら、自分の修正した部分が消えてしまうのです。

その点、Googleドキュメントのスプレッドシートでは、コマごとに独立していますので、同じコマを複数の人間が編集しない限り、そういうことは起きないのです。

たとえば「みんなで新出単語の表を作りましょう」なんて作業には、かなり役に立つんじゃないかと思います。家にいても作業はできますから、学習者ごとに語彙を指定して宿題にすることもできます。ついでに、その語彙を誰が調べることになっているかも共有できれば(表に「担当者」という項目をつけるとか)、宿題をさぼって自分のところだけ空欄だと恥ずかしいし他人に迷惑なので、課題への参加率もあがるような気がします。

4/27追記
上記のgoogleドキュメントで語彙表を作成するにあたり、以下の四つのサイトを参照しました。
http://e-words.jp/
http://ew.hitachi-system.co.jp/
http://it-words.cybozu.net/
http://www.weblio.jp/cat/computer

posted by 村上吉文 at 05:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
このご提案、非常にいいと思います。

先ほど、Googleドキュメントをのぞいてみました。すばらしいですね。

(横着をしてすみませんが、)
これって、そのファイルのダウンロードとか印刷などはどうなっているんでしょうか。つまり、閲覧権利者や編集権利者が自由にダウンロードできるとなると、それが二次的あるいは三次的な広がりから公開同様の状態になり、収拾がつかなくなるのでは、とことが頭をよぎりました。

それから、わが大学の場合、
PCとネット環境の両方を持っている者:30%
ネットカフェなどの利用を必要とする者:30%
パソコンを扱えない者:40%
くらいの感触を得ています。

ただ、先のご提案を実施すれば、PC-NETリテラシーは上がると思えますが、それでも不公平になることは避けられません。

つまり、大学という公的教育機関では、公平を期するため、まず、クラス全員に対するPC-NET基礎教育から始めなければならないような気もしますが…。

ちょっと、慎重になりすぎなのでしょうか?
Posted by 福島泰正(フエ) at 2009年04月27日 07:14
クラスに四割っていうのは、厳しいですね。
おっしゃるとおり、そういう現場ではネットリテラシーの育成から始めなければならないんじゃないかと思います。それが我々の仕事なのかどうかはともかく。

ただ、パソコンで日本語入力もできない状態では、やはり日系企業では働けないと思うんですよね。人材育成という面では、もしかしたら我々の仕事なのかもしれませんね。

Posted by 村上吉文 at 2009年04月27日 07:39
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