2009年03月20日

「分身の術」も海外対応

もうずいぶん前から自分用には「分身の術」も英語版エクセルで動くようにはしていたんですが、こちらで公開するのを忘れていました。というか、とっくに公開しているつもりでいましたので、「くれ」と言われて「自分でダウンロードしろよ」とか対応していました。該当する方、ごめんなさい。

ここで、このブログをあまり知らない方のために「分身の術」について少し説明しておきます。

一言で言うと、「分身の術」はweb問題作成ツールを使い倒すためのエクセルのテンプレートです。

私はこのweb問題作成ツールを愛用しているのですが、錯乱肢(誤答になってしまう選択肢)を考えるのが面倒くさかったんですね。それで、他の問題の正答から自動的に選択肢を持ってきて錯乱肢にしてしまおうというツールを考えたわけです。それが「分身の術」。錯乱肢を作った上で、web問題作成ツールの仕様に合うように、データを並べています。

問題は、以下の6種類です。
「K1」漢字を表示して、読み方を選ぶ。
「K2」平仮名を表示して、該当する漢字を選ぶ。
「V1」日本語を表示して、対応する媒介語の語彙を選ぶ。
「V2」媒介語の語彙を表示して、対応する日本語を選ぶ。
「A1」空欄のある文を表示して、そこに入れるべき語彙を選ぶ。
「A2」日本語を表示して、それにふさわしい文を選ぶ(A1の逆)
A1、A2では、空欄も自動的に作成されます。

さて、きちんとした試験では、錯乱肢なんかも似たようなものを並べたりしていますので、こういう「他の問題の答えを錯乱肢に利用する」っていうのはいいんだろうか、と作った当時は悩んだこともあります。でも、web問題作成ツールは独習用とか宿題に使われることが多いと思いますので、その辺は割り切ることにしました。実際、その後iKnow!(現smart.fm)などでも同じ発想が使われています。

使い方は動画をご覧いただくのがいちばん分かりやすいかと思いますが、この動画は国内用の(つまり日本語版エクセルで動かすための)バージョンなので、一カ所だけ、違うところがあります。英語版エクセルでは漢字を入力したら自動でふりがなを表示する機能がありません(phonetic関数が動かない)ので、ふりがなはキーボードから手動で入力する必要があります。

なお、ふりがなの部分が空白だと、漢字のない語彙だと認識して、その語彙は漢字の問題には出題されませんが、たとえば「JR」という語彙に「ジェイアール」などというふりがなを入力してしまうと、漢字の読み方を問う問題などにも「JR」という語彙が出題されてしまいます。(練習プリント作成の「がんくつロボ」などの海外版でも同じです。ただし、日本語版エクセルでは文字コードで漢字かどうかを判別できるので、こういった間違いが起きません)

その他、語彙表の訳語を一括して英語、中国語、韓国語に自動翻訳するための補助機能も付いています。というか、「がんくつロボ」「FC一直線」「印象派」などの一連のツールは、すべてこの自動翻訳を補助する機能からスタートしたのです。この部分の使い方は、上記の動画でも分かりますが、詳しくは手抜き日本語教師の半自動・語彙表作成方法もご覧ください。

他にも何か問題点や分かりにくい点がありましたら、このブログのコメント欄にご自由にご記入ください。できる範囲で対応させていただきます。

では、ダウンロードはこちらからお願いします。
分身の術_統合版2.0_kaigai.xls

(当ブログからの、その他のダウンロードはこちらから。)
posted by 村上吉文 at 07:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
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