2008年12月30日

授業の半分がオンライン化されるまで15年もかかるそうな

この前の「最高の教師は、与えられた教師でなく、学習者自身が発見した教師である」でご紹介した(というか、その時初めて知った)Will Richardsonが彼のSo What is the Future of Schools?というエントリーでこんなことを書いていました。
Horn said that in 15 years almost 50% of all courses will be delivered online.
http://weblogg-ed.com/2008/so-what-is-the-future-of-schools/

このHornっていうのは「Michael Horn」でリチャードソンが出たSchool of the Future World Summit 2008
というイベントで発表したらしいです。Horn氏のスライドの19ページ目に上記の「十五年後に半分の授業がオンライン化される」という主張の根拠がグラフ付きで示されています。

ちなみに、Hornさんってこんな顔です。けっこう若いですよね。


十五年後っていうのはいくら何でも遅いんじゃないのか?と思う人も多いと思います。というのは、主に技術的な観点から見るとまったくその通りで、上記のリチャードソンのエントリーにもこんな一節があります。
Finally, I think the conversation that most blew me away was the one with Andy Ross, the VP of Florida Virtual High School. They’ve got almost 1,000 full time staff now and over 20,000 kids on their waiting list to take classes. They can’t hire teachers fast enough. Kids can take their entire high school curriculum online without ever meeting a teacher face to face, though there are plenty of phone calls and e-mails.
http://weblogg-ed.com/2008/so-what-is-the-future-of-schools/

要するに、特定の学校に限れば、「半分」じゃなくて「100%」だって既に実現できているわけです。しかし、社会がそれを受け入れるには、確かに十五年ぐらいかかるかもしれないなあ、というのが最近の社会を見ていての私の率直な感想だったりします。「They can’t hire teachers fast enough.」というとおり、そういう仕事のできる人材もまだまだ足りないでしょうしね。

なお、私は無理に100%にする必要なんて感じていませんし、クラスのグループダイナミズムの効果、対面の効果などを考えても、50%ぐらいが妥当なところじゃないかと思っています。でも、それですら十五年ぐらいかかりそうだということで、ちょっとげんなり。

それとは別に、「意外と早かったな」と思ったのが以下の記事。
職員室がフリーアドレス式になっているという内容です。
http://hitachisoft.jp/case_research/casestudy/shiraume/pdf/shiraume.pdf
3ページ目に載っています。
フリーアドレス式のオフィスというのは、座席が決まっていなくて、空いている席に適当に座って仕事をするスタイルです。すべての資料がオンライン化されているので、本とか閻魔帳とか持ち歩かなくて済みます。便利ですよね。

ところで、今日から数日、家を空けます。たぶんネットにはアクセスできるとは思いますが、もしかしたら全然できない可能性もあります。コメントをいただいた場合、もしかしたらお返事が遅れるかもしれませんが、お許しください。

ということで、よいお年を。

posted by 村上吉文 at 08:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
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