2008年10月09日

速報! ITエンジニア向け日本語教材、本日予約開始!

とりあえず第一報だけご報告します。
各方面の皆様のおかげで、拙著「しごとの日本語 IT業務編」が本日、予約販売を開始いたしました。店頭ではまだ二週間ほどさきになりますが、先行してこちらでご注文になれます。

本来は、ここで改めてお世話になったみなさんにお礼を申し上げるべきですが、拙著の「はじめに」を引用することで代えさせていただきます。

 近年の目覚しい情報技術の発展に伴い、IT エンジニアたちの国境を越えた活躍には目を見張るものがあります。日本も例外ではなく、拡大し続ける需要を補うために海外の優秀な頭脳を大量に必要としています。そのような背景から、海外のIT エンジニアが業務で困らないよう、実践的な日本語のテキストがあればと思い本書の執筆に当たりました。
 本書では動詞の活用などの初歩的な内容は説明していませんので、少なくとも初級前半を修了している人を対象にしています。
 第1章は、第2章に入る前のウォームアップです。日本から遠く離れた中国とインドの地で、2人のエンジニアが日本へと旅立っていくまでのストーリーを楽しみながら、初級の文法を確認しましょう。ここで取り上げている文法項目がまだ難しいと感じられたら、第2章に入る前に、もう少し復習が必要かもしれません。
 第2章では、システム開発の仕事の流れに沿って、プロジェクトチーム内で必要になる会話を再現しています。もっとも基本的なウォーターフォール型開発モデルの流れをベースにしているので、多くの現場で参考にできると思います。二人の外国人エンジニアが日本人の上司や同僚といろいろな障害を乗り越えながら、システムを完成させていきます。 最後の第3章は、前の1・2章とは異なり、主に文章表現をメインに学習します。システムの機能を表したフローチャートと文章のほかに、多くの現場で必要になる顧客管理、販売管理、在庫管理の分野で用いられる語彙を多数収録しています。
 この本を作るにあたって、多くの人の力をお借りしました。まず、私が国際交流基金の日本語教育専門家としてモンゴルに派遣された際に、IT 専門家として来ていた井出博之
さん。そもそも井出さんのプロジェクトに巻き込まれることがなければ、エンジニア対象の日本語教育の世界に足を踏み入れることすらなかったでしょう。また、第3章の執筆にあたり、株式会社アリマスのジリムトさんには貴重な資料を見せていただき、アルクの渡邉卓也さんにはたいへん貴重な助言をいただきました。そして、本書の企画段階から担当してくれた編集者の伊藤みずほさん。私の初めての単著となる本書の作成において、盲目ランナーにとっての併走者のような存在でした。そして最後に、ヒシゲーさんやマルタさんをはじめとするモンゴル人のIT エンジニアの皆さん。かつて本書のパイロット版で日
本語を学んだみなさんが、その後日本で活躍していなければ、出版までの苦しい道のりを歩むことはできませんでした。本当にありがとう。
 本書に登場する2人のエンジニアのように、これから海を渡ろうとしている若き冒険者たちにとって、この本が何らかの力になってくれることを切に祈っています。
2008年10月●日
村上吉文


この本に関しましては、今後も使い方や補助教材などをこのブログでもご紹介していこうと思っております。

まずは、日が変わる前にご紹介を。

posted by 村上吉文 at 21:55 | Comment(11) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
おめでとうございます!
様々な業界や地域に大きなインパクトを与える一冊になるのではないでしょうか。ぜひ手に入れたいと思います。
…伊藤さんが担当だったんですね。
Posted by サンボン at 2008年10月10日 00:09
おめでとうございます。今度日本に帰国したらぜひ買い求めてみますね。
Posted by しんじ at 2008年10月10日 02:15
おめでとうございます。

時宜を得た出版だと思います。

先日(といっても4ヵ月くらい前ですが)、あるIT関連の業務に就いている知人が、「日本企業を相手に商売をしたいので、日本語を習いたい」と言っていました。
Posted by ichamonologyst at 2008年10月10日 06:58
明日から学会@山形です。
今回は学会そのものの規模も小さく、販売についても規制があるのですが(1日目は販売不可です)、とりあえずお披露目に行って参ります!

次は秋葉原あたりでも、何かできるといいなあと思っています。
Posted by イトウ at 2008年10月10日 17:18
あれれ? コメントが消えてしまいました。

明日から学会@山形です。
今回の学会は小規模&1日目は会場の都合上、販売が許可されていないとのことですが、ひとまずお披露目ということで。

ではでは、行って参りま〜す!

Posted by イトウ at 2008年10月10日 17:47
おめでとうございます。
是非、是非、拝見したいです。
お疲れ様でした。
Posted by noriko at 2008年10月10日 19:29
おめでとうございます。
ぜひぜひ見てみたいです。
Posted by ajisai at 2008年10月10日 19:55
お久しぶりです。
出版、おめでとうございます!
今度、ハンガリーに行くんですが、向こうは結構IT進んでるらしいんですよね・・・
アナログな私は、けっこうがんばらなければいけませんね。
これからも、ご活躍お祈りしています!
Posted by nonaka at 2008年10月10日 23:46
サンボンさん、そういえばタイでご一緒だったんですよね。いやあ、世の中狭いね。ってことは、本を出すなら、もうコネはあるってことで。ネタは「サンボンの屋」にためといてください。今になって分かったんだけど、これって「三本の矢」にかけてるのね。実は「サンボンの部屋」を打ち間違ったのかと思ってました。あはははは。


しんじさん、しんじさんの本とセットにして、一緒に売りましょうか。(っていうマーケットがあるのか疑問が果てしないですけど)

ichamonologistさん、その後友人をぜひご紹介くださいませ。拙著を宣伝させていただきます。

イトウさん、学会での反応も教えてください。まあ、研究者が興味を持つかは未知数ですが。あ、例の写真は次のエントリーで。

norikoさんは、この本のネタを最初に見た日本人の一人ですよね。ITを知っていて第三者として客観的に評価してくださった最初の人だとも言えます。本当にありがとうございました。

ajisaiさん、もうちょっとしたらVJCC図書館に入りますよ。

nonakaさんって、高円寺の店長ですか? ハンガリーに出店するの? 基金事務所に福島さんっていうひとがいますので、ご紹介しますよ。このブログにもたびたび出てきているんですが。

ということで、みなさん、暖かいコメントをありがとうございました! 猛烈に体調が悪かったんですが、読んでいたら元気になりました。

では!
Posted by 村上吉文 at 2008年10月11日 18:35
出版おめでとうございます!!
アナログな私ですが、今の学生に
ベトナム人がいるので、
このサイトがとてもためになっています。
これからもご活躍をお祈りしています。
Posted by baku at 2008年10月12日 20:13
出版おめでとうございます。
早く手にしたいです。
Posted by こみみ at 2008年10月12日 22:24
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