2008年07月18日

紫式部計画→さくらネットワーク

「紫式部計画」というコードネームで呼ばれていた日本版孔子学院ですが、正式名称は「さくらネットワーク」になったそうです。といっても、以下の資料を見ると、こちらも「通称」なんだそうですが。
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、海外の中核的な日本語教育機関をつなぐネットワークをつくりました(2008年5月末現在、31カ国に40メンバー)。今後順次メンバーを増やして、世界各地における日本語教育を推進していきます。

ネットワークの名称「JFにほんごネットワーク」(通称:さくらネットワーク)は、公募によって寄せられた100の候補の中から選ばれました。日本の花「SAKURA」は、海外でもよく知られています。このネットワークを通じて、春に美しく咲く桜のように、世界各地で日本語教育が育ち、発展していってほしいという願いがこめられています。
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/network/index.html

公募してたのか。知らなかった。知ってたら「紫式部」に一票入れたんですけどねえ。

個人的に「インパクトがなさすぎる」という感じがあるんですが、それ以上に「ありふれた名前だと検索しても見つからない」という弊害があります。たとえば、「さくらネットワーク」でグーグルを検索をするとこんな感じ。
http://www.google.co.jp/search?sourceid=gd&rls=GGLD,GGLD:2008-22,GGLD:ja&hl=ja&oe=UTF-8&q=%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF&sa=N&tab=xw
現状では私の環境では表示順位は70番目ぐらいですね。つまり、基金以外の「さくらネットワーク」という名称の組織に埋もれてしまって、なかなか見つからないのです。

一方、「紫式部ネットワーク」だとこんな感じです。
http://www.google.com/search?hl=ja&client=opera&rls=ja&q=%22%E7%B4%AB%E5%BC%8F%E9%83%A8%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%22&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
数時間たつとグーグルがこのブログを見つけるでしょうが、現状では一つも見つかりません。つまり、こういう名前にすれば、検索者に対して一発で必要な情報を提供することができるわけです。

とは言え、海外の拠点をネットワーク化して日本語教育のノウハウを提供していくという業務内容自体は、世界中で必要とされているものでしょう。外務省がもうちょっと予算をつけてくれたらいいんですけどね。

ネーミングにしても、日本ではありきたりですが、海外では「紫式部」よりも「さくら」の方が日本のブランドとして知られているので、そういう視点で決めたんだと思います。

もうすこし詳しい記事が読売の解説にありますので、簡単にご紹介しておきます。
[解説]海外での日本語教育強化
増え続ける学習人口 「知日派」育成に期待

 海外での日本語教育の拠点づくりが本格化する。アニメなどを通じて芽生えた日本への関心を「知日派」育成まで発展させる“触媒”役として期待がかかる。(編集委員 永原伸)
 【要 約】
 ◇国際交流基金や政府が、海外での日本語教育の拠点づくりを本格化させている。
 ◇海外には漫画などに興味を持ち日本語を学ぶ若者も多く、「知日派」育成にも有効だ。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20080717-OYT8T00256.htm


本ブログ内での関連する記事
むらログ: 国際交流基金の拠点70ヶ所をパンダ2頭で?
http://mongolia.seesaa.net/article/96116089.html

むらログ: 紫式部、キターッ! 国際交流基金の日本語教育ブランド計画
http://mongolia.seesaa.net/article/95155107.html
posted by 村上吉文 at 04:04 | Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
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