2008年07月05日

日本を目指すITエンジニアはここにいる!

鋭意制作中の、ITエンジニアのための日本語教材関連で調べていたんですが、面白い資料がありました。どんな国から日本へITエンジニアが来るか、あるいは来たい人が多いかが分かります。

「アジア共通統一試験の結果」
http://www.jitec.jp/1_18else/kaigai_002_kekka.pdf

こんなタイトルじゃ「日本留学生試験ですか?」というような誤解がありそうですが、試験実施元は情報処理技術者試験をしている情報処理推進機構(独立行政法人)です。試験内容は日本の「基本情報技術者試験」に相当するとのことで、フィリピン、タイ、ベトナム、ミャンマー、マレーシア及びモンゴルの6か国で実施されています。



僕にとって興味深かったのは、やっぱりモンゴル。この六カ国では一番人口が少ないと思いますが、それでも217人も応募があったとのことです。モンゴル以外では
 フィリピン 535人
 ベトナム 496人
 ミャンマー キャンセル(前回は80人)
 マレーシア 131人
 タイ 233人
という結果になっています。人口の多いこれらの国の中でモンゴルが217人っていうのはすごいですよね。モンゴルっていうと未だに遊牧とか相撲とかしか印象にない日本人が多いですが、それがかなり偏った先入観だというのが分かるのではないかと思います(注)。

さて、なぜインドがないんだ、なぜ中国がないんだ、という疑問もあると思いますが、それは、これらの国では情報技術の国家試験がすでにあり、日本と相互認定協定を結んでいるからです。そういう国は以下の五カ国。

 インド、シンガポール、韓国、中国、台湾

ちなみに、「アジア共通統一試験」も現地では国家試験として認めることが条件になっていますので、上記11カ国とは、日本はITエンジニア関連の試験で統一した基準を持っているということになります。

これに関しては相互認証のねらいという記述に明記されています。
各国(例えば日本)が、アジア各国のIT技術者を受け入れる際の客観的な能力評価の判断基準となります。
端的に言うと、私がモンゴルにいた頃はこういう判断基準がなかったので、優秀なエンジニアでもビザが出せないという事情がありました。それが、この試験によって解決されるわけです。

ということで、日本を目指すITエンジニアのいる国は
 フィリピン 
 ベトナム
 ミャンマー
 マレーシア 
 タイ
 インド
 シンガポール
 韓国
 中国
 台湾
の11カ国ということになります。こちらの方面での日本語教育に関わりたい方には、覚えていくといい情報ではないかと思います。


脚注:実を言うと、合格者の数で言えば、まあ、ものすごくスゴイという訳でもないかもしれないんですけどね・・・。
posted by 村上吉文 at 09:14 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
おはようございます!

フィリピンの人数が多いのは、
ちょっぴり意外でした。
フィリピンの方は英語が話せるから、日本より欧米に行くほうが多いのでしょうね。

上のリストに上ってるすべての国の人たちに、
ぜひこのテキストを手にとってほしいものです!
と、ウトウトしながらルビ振り中です!
Posted by いとう at 2008年07月07日 03:28
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック