2023年05月30日

ChatGPTで単文を添削してもらいつづける練習



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日、僕がお話ししたいトピックは、ChatGPTを使用して短文の添削を継続的に行うという練習についてです。このトピックについて考えるようになった理由は、実際には言語学や人工知能とは無関係な話題からですが、Twitterで、あるスレッドが非常に活発だったからです。これは絵を描く人々の間で関心を引いていた話題で、「絵がすぐに上手くなる方法は実は存在するけど心折れる人が多いのであまり実施されない」というものでした。

この話題はTogetterという場でもまとめられていて、僕も実際にはTwitterではなくTogetterでそれを見かけました。具体的な方法としては、絵が上手になりたい人が自分で描いた絵を、書いた直後に上手な人に直してもらうというものです。つまり、頻繁に消して修正してもらうというのがその方法です。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 15:40 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年05月25日

クラッシェンの i+1 と、ヴィゴツキーの最近接領域と、いつもの鉄則



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

本日、ご紹介したいテーマはクラッシェンの「i+1」という概念とヴィゴツキーの「最近接領域」についてです。

こちらを取り上げる理由は主に二つあります。

第一に、僕自身が頻繁に音声配信やブログ等でこれら二つの概念について述べているからです。また、これらはChatGPTなどの人工知能ツールを使った第二言語習得に非常に関連性の高い概念であるため、その内容をきちんと説明しておくことが重要と考えています。

第二に、クラッシェンによる 'i+1'が具体的に何を示しているかについて、クラッシェン自身が明確な定義を提示していないため、理解しづらいと感じる方が多いと聞いています。これらについて僕なりの解釈を具体的に説明させていただきたいと思っています。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 18:45 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年05月22日

ChatGPTで一斉授業からの脱却



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日議論したいのは「ChatGPTで一斉授業からの脱却」というテーマです。僕がこの問題を取り上げる理由は、ChatGPTの最大の利点が何であるかと問われれば、その答えがこのテーマに尽きると感じているからです。一斉授業には数多くのデメリットがありますが、それに対して批判的に考えることなく無条件に受け入れている人が非常に多いのです。しかし、ChatGPTのような先端技術を使用することで、この問題を簡単に克服することが可能です。そのことについて、本日は少しご説明したいと思います。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 21:46 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

ChatGPTをアプリとして使う方法



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日は、どうやったらChatGPTをアプリっぽく使えるかについて語りたいと思います。なぜこの話題を選んだかというと、パソコンやインターネットがあまり得意でない初心者さんたちとの会話で、ChatGPTのダウンロードやインストールが難しいという話をよく耳にするからなんです。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 15:06 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年05月18日

listen.style 人工知能時代の聴解教材



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日、僕が触れてみたいテーマは、ListenというPodcastの文字起こしサービスで、それが人工知能を駆使したものだという事実です。なぜこの話題を取り上げることを決めたのかと言うと、文字起こしに人工知能が使用され、従来とは全く異なる次元のサービスになっていることに気付いたからです。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 18:10 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年05月16日

理解語彙と使用語彙の格差をなくすChatGPT



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、本日、僕が話題にしたいのは、「理解語彙と使用語彙の格差をなくすChatGPT」というテーマです。このテーマを選んだ理由は、ChatGPTを使う際、自身で理解できないものを使用すべきではないという僕の持論からです。続きを読む
posted by 村上吉文 at 19:32 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年05月15日

世界の日本語学習者数は約3,000万人?



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

本日、議論したいテーマは、世界の日本語学習者数が約3,000万人であるという推定です。タイトルに疑問符を加えていますが、これについて語ろうと思ったのは昨日のことでした。インドのバンガロールという地域で、JAPANHabbaと名付けられた日本祭りや日本文化祭が開催されていました。僕がそこで紹介したツールの一つがDuolingoという日本語学習アプリで、日本語だけでなく英語など、様々な言語を学習することができます。40種類ほどの言語がこのアプリを通じて学習できます。おそらく、このアプリは世界で最も多くの学習者数と利用者数を誇るものでしょう。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 23:21 | TrackBack(0) | 日本語教育 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年05月11日

チュータリングの学習者の98%は一斉授業の平均を超える



Screenshot 2023-05-11 14.27.43.png

According to the "2 Sigma Problem," individual tutoring has been found to be more effective than traditional classroom instruction, but it has posed a challenge due to its high cost. However, with advancements in artificial intelligence, personalized learning has become more accessible. The private tutoring industry may be potentially affected by this.
「2 Sigma Problem」によると、個別チュータリングは一斉授業よりも効果的であるが、コストが高い課題がありました。しかし、人工知能の進歩により、個別学習が手軽になりました。家庭教師業界はこれによって影響を受ける可能性があります。


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

本日お話ししたいテーマは「チュータリングの学習者の98%は一斉授業の平均を超える」ということです。つい先日、TED トークでサルマン・カーンさん(カーンアカデミーの創設者)のトークを見ました。そのトークで、彼が「2Sigma Problem」という課題について話していました。

その TED トークのタイトルは「How AI Could Save (Not Destroy) Education」です。このビデオの中で、サルマン・カーンさんは新しいカーンアカデミーのサービスを紹介しています。このサービスでは、人工知能を活用し個々の学習者に対して質問をしながら教えていくというスタイルのサービスを提供しています。

これまでのカーンアカデミーは、続きを読む
posted by 村上吉文 at 15:35 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年05月08日

情意フィルター、学習不安とchatGPT



This article explains how to use ChatGPT to reduce learning anxiety. By using ChatGPT, users can ask questions and share their thoughts and feelings. This is an effective method to alleviate learning anxiety and make learning more enjoyable. This article serves as a good example of how ChatGPT can be used and demonstrates its potential applications in education and other fields.
この記事では、ChatGPTを使用して、学習不安を軽減する方法について説明します。ChatGPTを使用して、ユーザーは質問をしたり、自分の考えや気持ちを共有したりできます。これは、学習不安を軽減し、学習をより楽しくするための効果的な方法です。この記事は、ChatGPTの使用方法の良い例であり、教育やその他の分野でどのように使用できるかを示す良い例です。


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

本日お話ししたいのは、情意フィルターと学習不安とChatGPTです。これを話す際に皆さんにも振り返っていただきたいのですが、例えば英語などの外国語や第二言語の授業で、恥ずかしかったことが皆さんにはありますか。

僕の場合は、昔サウジアラビアに仕事で行っていた時に、アラビア語の授業で感じたことがあります。アラビア語を全く知らない人が対象だと思っていたのですが、周りは、例えばパキスタン人やインドのイスラム教徒などばかりでした。パキスタン人の話すウルドゥー語は語彙や文法はヒンディー語に非常に近いのですが、文字はアラビア語とほぼ同じ文字を使っています。そういう人たちがサウジアラビアに働きに来ており、彼らは普通にコーラン(クルアーンとも言いますが、イスラム教の聖典でアラビア語で書かれています)を読んでいます。ほとんどそういう人たちばかりが、僕の通っていたアラビア語の授業に来ていました。そのため、僕ともう一人ぐらいのイスラム教徒ではないヨーロッパ系の人たちとはレベルが明らかに違っており、とても大変でした。それで結局、3週間ぐらい通ってから行かなくなってしまいましたが、皆さんにもそういう経験があるかもしれません。また、ベトナム語の発音が難しくてなかなか通じないことがあり、苦労した経験もあります。

このような体験が積み重なると、第二言語習得に悪い影響を及ぼしてしまうということが研究で明らかになっています。続きを読む
posted by 村上吉文 at 13:33 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年05月05日

朗読してもらえば「自分の言葉になっているか」がすぐ分かる



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

本日お話したいのは、朗読してもらうと自分の言葉になっているかがすぐ分かるということです。これを話す理由は、ChatGPTの使い方に関して心配している方が多いからです。

僕はやはり、ChatGPTやDeepLなどを語学学習で利用するときは、自分では理解できないレベルの作文を提出してはいけないというルールは守るべきだと思います。ChatGPT自体を使うことは作文の際に禁止しなくても良いとは思っていますが、少なくとも自分が書いた文章を理解できない場合は、それを語学の授業の成果物として認めるべきではないと考えています。しかし、そうすると、「理解できていないのに理解できているふりをして提出してしまう学習者にどう対処すればいいか」という問題が次に来ます。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 14:06 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年05月03日

学習者にchatGPTで書いていないことを証明してもらう方法



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

本日ご紹介したいのは、学習者にChatGPTで書いていないことを証明してもらう方法です。これを話題にする理由は、普通の学校で、まさにChatGPTで書いてきたような宿題の提出が非常に増えてきたというのがあちこちで聞こえるようになってきたからです。この数カ月前には考えられていなかったような問題があちこちで起きているというのが現状だと思います。

僕は基本的にはChatGPTで書いても全然いいと思っています。あるいは、ChatGPTが知らないような自分の固有の体験に基づく意見や、自分の固有の体験に基づいて一つの客観的な事実について考えるなど、そういうことが僕は大事だと思っています。今の時代の人工知能を用いた作文などの課題としては、そういうものが求められていると思います。

しかし、そうは言っても、まだ4月で、そういう準備ができていないまま新しい年度が始まってしまい、それでこの1年は今まで通りにやるしかないという先生や学校もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。そういう場合に、学校の方針としてChatGPTは禁止だというところもあるかもしれません。

あるいは続きを読む
posted by 村上吉文 at 16:06 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年05月02日

chatGPTで聴解力を伸ばすには



The article introduces a method for improving listening comprehension using ChatGPT. Specifically, the article suggests using the "TalkToChatGPT" extension in Google Chrome to converse with ChatGPT as an automatic reading tool, and practicing English listening and Japanese translation skills. Additionally, the article introduces the ability to specify preferred content at the A1 level of the European Common Reference Framework for beginners. Among the extension options, "TalkToChatGPT" is recommended as "Voice Control for ChatGPT" does not allow separate settings for input and output languages.
本文では、ChatGPTを使って聴解力を伸ばす方法について紹介されています。具体的には、Google Chromeの拡張機能である「TalkToChatGPT」を使用し、自動読み上げツールとしてChatGPTと会話をすることで、英語のリスニングと日本語の翻訳能力を練習する方法が提案されています。また、ヨーロッパ共通参照枠のA1レベルで自分の好きな内容を指定することで、初心者向けの練習ができることも紹介されています。拡張機能の中でも、Voice Control for ChatGPTでは出力言語と入力言語を別々に設定することができないため、Talk-To-ChatGPTを使用することが推奨されています。


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

本日お話ししたいのは、ChatGPTで聴解力を伸ばすということです。まず、少し長いですが、一つのプロンプトを皆様にご紹介したいと思います。これからChatGPTに実行させるプロンプトは以下の通りです。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 15:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加