2023年04月29日

ChatGPTで会話をするための2つの拡張機能



The text explains two extension tools for conversing with ChatGPT. There are two types of tools: TalkToChatGPT and Voice Control for ChatGPT, and they differ in the number of languages they support. TalkToChatGPT supports many languages, while Voice Control for ChatGPT only supports seven languages. TalkToChatGPT sends messages automatically, which can be a drawback as it may cut off the message midway. In contrast, Voice Control for ChatGPT records when the user is speaking and sends the message when the spacebar is released. TalkToChatGPT has a skip function that allows users to skip lengthy responses from ChatGPT, while Voice Control for ChatGPT does not. The text concludes by stating that users should choose the tool that best suits their learning style and needs, and use it effectively.
この記事は、ChatGPTで会話をするための2つの拡張機能について説明しています。TalkToChatGPTとVoice Control for ChatGPTの2種類があり、それぞれ使える言語の数が異なります。TalkToChatGPTは非常に多くの言語を使うことができる一方、Voice Control for ChatGPTは7つの言語しか使えません。TalkToChatGPTは沈黙があると送信されてしまうという点がありますが、Voice Control for ChatGPTはスペースキーを押している間に録音されるため、途中でつっかえたり、沈黙があっても大丈夫です。TalkToChatGPTにはスキップ機能があり、ChatGPTが長い説明をしている間、黙って自分で答えることができますが、Voice Control for ChatGPTにはそれがないため、プロンプトを工夫する必要があります。最後に、各ツールにはそれぞれ特徴がありますので、自分の学習スタイルや目的に合わせて選択し、効果的に活用することが大切だと説明されています。


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

本日お話ししたいのは、ChatGPTで会話をするための2つの拡張機能です。現在、実際に様々な人が「ChatGPTで会話の練習をしよう」ということをブログやYouTubeで共有していますが、それに出てくる拡張機能に2種類あります。それらのどちらがいいかよくわからないということを先日、人から質問されました。そこで今日はそれについてお話をしてみたいと思います。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 07:22 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月27日

ChatGPTで文法を教える



In this text, the author discusses the potential of using language models like ChatGPT to help students learn grammar. They provide examples of how the model can be used to teach the differences between "to" and "tara" in Japanese conditional sentences. They suggest that rather than relying solely on traditional grammar lessons, students can use ChatGPT to learn grammar in context and on-demand. The author suggests that teachers can create example sentences using ChatGPT, and have students work to understand the meaning of the grammar rules through induction. The author also notes that the difference between "to" and "tara" includes the presence of a willful invitation or request in the latter. Finally, the author suggests that the use of language models in language education is likely to increase in the future.
この文章では、筆者がChatGPTのような言語モデルを使って学生が文法を学ぶのにどのように役立つかを議論しています。日本語の条件文で「と」と「たら」の違いを教えるためにモデルを使用する方法の例を提供しています。伝統的な文法の授業にだけ頼るのではなく、学生が文脈の中で文法をオンデマンドで学ぶことができると述べています。筆者は、先生がChatGPTを使って例文を作成し、学生が帰納法を使って文法ルールの意味を理解するようにすることができると提案しています。筆者はまた、「たら」に意志的な招待や依頼が含まれるという違いがあることに注意しています。最後に、言語モデルの使用が今後ますます言語教育において増加することが予想されると述べています。


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、本日は、ChatGPTで文法を教えるということについてお話ししたいと思います。ただし、その前に、ChatGPTで教える以前に、文法の教え方には大きく分けて明示的に、つまり説明して教えるのが好きな人と、帰納的と言いますが、多くの例文を見せて、学習者に自分で気づかせるという教え方が好きな人がいるということに留意したいと思います。

第二言語習得の理論上では、続きを読む
posted by 村上吉文 at 16:12 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月26日

chatGPTは作文の電卓



ChatGPT can be likened to a writing calculator, assisting in expressing one's thoughts. It can be helpful in composing book reviews or essays by using personal experiences and thoughts as a basis and organizing them into coherent paragraphs. Ethically, there is no issue in using ChatGPT as long as one's own thinking remains central. It is important to emphasize the value of independent thinking, with ChatGPT serving as a tool for assistance. Rather than prohibiting the use of ChatGPT, it is crucial to provide guidance and education on ethical usage.
ChatGPTは作文の電卓のようなものである。自分の考えを表現する手助けとして役立つ。読書感想文や論文を書く際に、自身の固有な体験や考えを基にしてChatGPTを使い、文章をまとめることは倫理的に問題ない。重要なのは自分自身が考えることであり、ChatGPTはその手助けとして利用されるべき。倫理的な使用法を教えることが重要であり、ChatGPTの使用を禁止するのではなく、指導と教育が必要だ。


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日お話ししたいのは、ChatGPTは作文の電卓だということです。この話題を思い立ったのは、Twitterで以前、池田修さんが「ChatGPTは作文の電卓だ」とツイートしていたのを拝見したことがきっかけです。また、昨日の夜に哲学カフェという非常に面白いイベントに出席して、考えたこともありました。

そのイベントでは、続きを読む
posted by 村上吉文 at 09:52 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月24日

ワードが使える人ならchatGPTはもっと簡単



Many people who have never used chatGPT often think "chatGPT seems difficult, so I can't handle it yet." Therefore, in this article, I introduced two examples to show that it is much easier than ordinary office tools while dispelling this common misconception.
chatGPTを使ったことがない人が「chatGPTは難しそうなので まだ手が出せない」と思っていることがよくあるようなので、この記事では2つの事例を示しながら、普通のオフィスツール などよりもずっと簡単だということをご紹介しました。


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、この記事でご紹介したいのは、ChatGPTが自然言語だけで使えるということです。これは既に使っている人には当たり前なのですが、ChatGPTを使ったことがない人が、「ChatGPTは難しそうで、ちょっと手が出せない」と思っているという例をよく聞くのです。ですので、今日これからお話しすることはまだ使っていない人向けです。

僕が言いたいのは、続きを読む
posted by 村上吉文 at 13:51 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月20日

独習者はchatGPTの作る教材の間違いに気が付かないのか



The text introduces ways for self-learners to notice mistakes in teaching materials when using ChatGPT for self-study. It emphasizes the importance of studying with context, such as asking ChatGPT about simple stories and inquiring about the words and grammar used in them. This approach makes it easier to notice when ChatGPT makes mistakes because its answers do not match the context. Other ways to verify answers include asking "Is that true?" or using the "Regenerate" button. Overall, the text suggests that self-learners can still benefit from using ChatGPT for self-study with these methods.
この記事は、ChatGPTを使って独学する際に、独学者が教材の間違いに気が付ける方法を紹介している。文脈を使って勉強することが大切であり、例えば、ChatGPTに簡単な物語を書いてもらい、その物語に出てくる言葉や文法について質問する方法がある。この方法で、ChatGPTが間違っている場合、文脈に合わない回答をするため、気づきやすくなる。また、「本当ですか」という質問や、「再生成ボタン」を押して回答を確認することもできる。以上のような勉強方法で独習者でもChatGPTは役に立つと考えられる。


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、今日お話ししたいのは、「独習者は教材の間違いに気が付かないのか」ということです。これを話さなければいけないと思ったのは、よく聞く誤解なのですが、「ChatGPTは時々間違いがあるが、学習者はそれに気がつくことができないので、ChatGPTで独習するべきではない」という声があるからです。といっても、これは一部正しいです。chatGPTは実際にときどき間違いを言います。確かにそれは事実ですが、しかし続きを読む
posted by 村上吉文 at 16:35 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月19日

ChatGPTは日本語の意味を正しく答えてくれるか



This article discusses whether ChatGPT can accurately answer Japanese language questions. While ChatGPT cannot teach all information correctly, it has been shown to provide fairly accurate answers to basic Japanese language questions. The article has ChatGPT create an adventure story and tests its ability to answer questions related to Japanese vocabulary used in the story. The article evaluates that there is no problem with using ChatGPT to learn Japanese for English speakers. However, it is pointed out that careful judgment is necessary when learning minor languages.
この記事は、ChatGPTが日本語の意味を正確に回答できるかどうかについての話題を扱っています。ChatGPTがすべての情報を正しく教えてくれるわけではないが、基本的な日本語に関する質問に対してはかなり正確に答えてくれるということが示されています。記事では、冒険小説っぽいストーリーをChatGPTに作成させ、そのストーリーに出てくる日本語の語彙などに関する質問をChatGPTに投げ、その回答を検証しています。記事は、英語話者が日本語を勉強するためにChatGPTを使用するには問題がないと評価しています。ただし、マイナーな言語を学習するには、慎重な判断が必要であると指摘されています。


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、本日、お話ししたいトピックは、ChatGPTが日本語の意味を正しく答えてくれるかどうかです。これを話題に選んだ理由は、「ChatGPTが平気で嘘をつくため、語学の先生には適切でない」という意見が時々聞かれるからです。これには一部正しいところがあります。ChatGPTがすべて正しいことを教えてくれるとは限らないのは事実です。しかし、続きを読む
posted by 村上吉文 at 14:18 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月17日

chatGPTの語学教師としての質は目標言語による



The author discusses using ChatGPT as a language teacher, comparing the output quality of free GPT-3.5 and paid GPT-4 versions. They found that the length of generated text differs depending on the GPT version used and that Hindi has a smaller dataset than Japanese, resulting in lower quality output. They suggest that a paid version of ChatGPT may be worth it for languages like Hindi. The language of the prompt input does not have a significant impact on output quality for either language.
この記事の著者は、語学教師としてChatGPTを利用することについて語り、無料のGPT-3.5と有料のGPT-4の品質を比較しました。彼は、生成されるテキストの長さが使用するGPTのバージョンによって異なること、そしてヒンディー語のデータセットが日本語よりも小さいため、生成されるテキストの品質が低いことを発見しました。彼らは、このようなデータセットが少ない言語の場合は有料版を利用することが価値があると提案しています。プロンプトの言語はどちらの言語でも生成されるテキストの品質にはあまり影響を与えないことがわかっています。


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、本日お話ししたいのは、ChatGPTを語学教師として活用する際、その質が目標言語によって異なるということです。もし皆さんが複数の言語でChatGPTを使用したことがあれば、その際の反応を思い出してみてください。僕自身もヒンディー語を勉強しており、ヒンディー語でChatGPTを使うことがあるほか、日本語や英語でも使っています。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 15:45 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月15日

マクドナルドで注文(ChatGPTの会話の授業例)



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、本日お話ししたいのは、ChatGPTの会話の授業例です。

まず読者の皆さんにお伺いしたいのですが、「TalkToChatGPT」や「VoiceControle For ChatGPT」という、Chromeの拡張機能を使ったことがある方はいらっしゃいますでしょうか。通常、chatGPTでは文字でしかコミュニケーションできないのですが、この2つのうちのどちらか、あるいは両方の拡張機能を入れると、音声でChatGPTに質問することができ、そしてchatGPTが返してくる回答も音声化されて耳で聞くことができるというものです。これは、簡単に言ってしまうと、「ChatGPTと音声で会話をすることができる」拡張機能です。したがって、この拡張機能を使うと、ChatGPTを使って会話の授業もできるようになるわけです。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 21:00 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月13日

ChatGPTを使った語彙の増やし方



The speaker discusses how to increase vocabulary using ChatGPT. They first note that the International Association for Testing and Research (JLPT) does not publish the criteria for their exams, so ChatGPT's results are not official. The speaker then asks ChatGPT to create a JLPT N2 vocabulary list and provide 10 multiple-choice questions using the words. They find that while the GPT3.5 version produced some inappropriate questions, the GPT4 version was more accurate. The speaker also asks for a list of 10 words related to the economy from the JLPT N2 vocabulary and later prompts ChatGPT to create a story using a word list in Japanese at CEFR level A1. The speaker suggests that simply memorizing a word list is not the best approach and that connecting the new vocabulary with existing knowledge and creating contexts can help with retention.
投稿者はChatGPTを使って語彙を増やす方法について説明します。JLPTの出題基準が公開されていないため、ChatGPTの結果は公式のものではないことを指摘します。投稿者は、ChatGPTにJLPT N2レベルの語彙リストを作成し、その単語を使った4択問題を10問作成するように頼みます。GPT3.5版が適切でない問題を多く作り出したことを発見します。投稿者はまた、JLPT N2の語彙から10個の経済に関する単語のリストを作成し、そのリストを使って日本語でCEFRレベルA1のストーリーを作成するようにChatGPTに指示します。単に単語リストを覚えるだけではなく、新しい語彙を既存の知識と関連付け、文脈を作ることで覚えることが重要であり、その方法を提案します。


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、今日、僕がお話ししたいテーマは、ChatGPTを使った語彙の増やし方です。この話題を選んだ理由は、僕が様々なイベントなどで、ChatGPTのデモンストレーションを行う際、「JLPTのN3の語彙リストを出してもらうことができるか」というような質問を非常に多く受けるからです。

ただ、この話をする前にまず大前提として確認しておきたいのですが、続きを読む
posted by 村上吉文 at 22:37 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月12日

chatGPTで言語をコントロールするプロンプト



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、今日お話ししたいのは、言語をコントロールするプロンプトのことです。これを話そうと思ったのは、僕がヒンディー語を勉強していて、ヒンディー語の分からない言葉などをChatGPTに聞いたりすると、時々日本語ではなくヒンディー語で説明が出てきてしまうことがあるからです。僕のヒンディー語はまだ本当に初級レベルで、しかも言語学をヒンディー語で勉強しているわけではないので、その文法の説明などが難しいのです。そういうのをヒンディー語で見せてもらっても、僕のヒンディー語のレベルではまだそれが読むことはできません。それで、そういう時に毎回「日本語でお願いします」と言わなければいけないのが、今まで面倒だと感じていました。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 16:36 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月11日

柳瀬陽介さん(京都大学)のchatGPT英会話中級者用プロンプト



This article introduces Yosuke Yanase's "ChatGPT English Conversation for Intermediate Learners" prompt. The prompt is divided into four parts: Mission, Context, Background Knowledge, and Instruction, and it instructs chatGPT to use simple grammar and vocabulary. The prompt is also designed to encourage learners to speak and to keep conversations short, which addresses some of ChatGPT's shortcomings and makes it user-friendly. The article emphasizes the importance of sharing prompts like this one and how doing so can improve the learning experience for learners.
この記事は、京都大学の柳瀬陽介さんが作成した「ChatGPT英会話中級者用のプロンプト」について紹介しています。プロンプトは、ミッション、コンテクスト、背景知識、指示の4つの部分に分かれており、簡単な文法と語彙で話すように指示されています。また、学習者に話させるようにすることや、会話を短くすることなど、ChatGPTの悪い点を押さえ込んでいるため、使いやすいと評価されています。記事では、このプロンプトの共有の重要性についても触れられています。


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、この記事でご紹介したいのは、京都大学の柳瀬陽介さんの「ChatGPT英会話中級者用」というプロンプトです。これをご紹介する理由は、僕の身の回りでもよく見かけるChatGPTの問題が見事に解決されていると感じたからです。もちろんプロの方から見たら普通に解決しているだけかもしれませんが、僕のような素人から見ると、「なるほど、こうやって解決するのか」と思いましたので、それをご紹介したいと思います。

皆さん、柳瀬陽介さんという名前を聞いたことはありますでしょうか。続きを読む
posted by 村上吉文 at 21:00 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月07日

chatGPTでナロー・リーディング



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、本日お話ししたいのは、ChatGPTを用いたナロー・リーディングということです。ナローというのは英語で「狭い」範囲の意味で、リーディングはもちろん読むことです。皆さんはナロー・リーディングという言葉を聞いたことがありますでしょうか。これは定義として、多読の中に入るという言い方もありますが、一般に言われている多読とはかなり違うものです。しかし、これも昨日ご紹介した多読と同じように、現在の一般的な教育機関で学生がChatGPTなどを使えない状況でも、先生が一人でChatGPTを使えるというだけで、日本語の授業に人工知能の力を応用することができるということで、今日は簡単に紹介してみたいと思います。続きを読む
posted by 村上吉文 at 21:00 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月06日

ChatGPTによって激変する多読の世界



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、この記事では、「ChatGPTによって激変する多読の世界」について書いてみたいと思います。

皆さんは、「多読」という方法を授業で取り入れたことがあるでしょうか。もし取り入れたことがない方でも、多読という言葉を少なくとも耳で聞いたことがある方が多いと思います。念のため、多読を聞いたことがない方のために説明しますと、多読とは続きを読む
posted by 村上吉文 at 21:00 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月05日

語学教師が初めてChatGPTに出会うとき



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日お話ししたいのは、「語学教師が初めてChatGPTに出会うとき」ということです。これを話そうと思ったのは、Twitterなどではもう本当に色々なChatGPTについての情報交換もあって、皆さんよくご存じだと思うのですが、いったんTwitterを離れてみると、まだ身の回りにはChatGPTを使ったことがないという人が結構多いということに最近気がついたからです。それからもう一つは、最初に使い始めてから、最初の「すごい!」という時期と、それから「意外とダメだな」という時期が来て、そして「あれ?でもやっぱり使えるじゃん」と思ってくるというパターンが結構いろいろ共通してたくさんの人に見られるということです。そういう同じパターンが見受けられるので、それについてもこれから体験する人のためにご紹介しておきたいと思います。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 14:58 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

chatGPTが格差を解消する可能性



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

本日、お話ししたいテーマは、ChatGPTが格差を拡大しないということです。この話題を取り上げようと思ったきっかけは、ある方のツイッターでの発言です。その方は、3月31日に、ChatGPTやDeepLの有料契約を持っている人と持っていない人の間に生産性の格差が生じると書いていました。そのツイートを引用して紹介します。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 00:00 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月04日

chatGPTはまだ学習プランは作れない


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

本日お話したいのは、「ChatGPTはまだ学習プランを作成できない」ということです。これを先生の視点から見ると、「教案を作成できない」と言い換えることもできるでしょう。この話題を取り上げたいと思ったのは、実際に僕がヒンディー語のChatGPTを使って勉強していて、ヒンディー語の文法や意味、構文などについては非常によく説明してくれて、それについて僕は不満がないのですが、何を勉強すれば良いのか、どのように勉強すれば良いのかということに関しては、あまり質の高い回答が返ってこないということに最近気が付いたからです。

例えば、昨日の話ですが、以下のように質問してみました。続きを読む
posted by 村上吉文 at 21:00 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月03日

chatGPTを使った読解の授業案



(この記事の最後に、ここで紹介している授業をするためのGoogleスライドをコピーできるリンクがあります)

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、今日お話ししたいのはchatGPTを使った読解の授業の案です。実際の教案としてご覧いただければと思います。これを話そうと思ったのは、具体的な名前は挙げられないんですけども、途上国で学校側と一部の学習者のこの人工知能に関するリテラシーの格差がだいぶ開いて表面化しつつあるということを耳にしたからです。先生の方が高いんじゃなくて、先生が結構アナログで、だけど学習者の一部にはもうかなり人工知能でこういう勉強ができる人たちが現れつつあるということで、しかもその問題が表面化しつつあるということをちょっと聞きましたので、個人のリテラシーというのも大事なんですが、今はもう現実として学校の側の人工知能のリテラシーを向上させることが急務の時代ではないかと思っているからです。

続きを読む
posted by 村上吉文 at 18:00 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加