2023年02月28日
間隔反復ソフトウエア(SRS)
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますか?
さて、今日お話ししたいのは「間隔反復ソフトソフトウエア」についてです。
これを話そうと思ったのは、先日Twitterで見かけたある教員のツイートがあって、それについて少しご紹介したほうがいいと思ったからです。一応読んでみます。宇野弘恵さんという方のこんな投稿です。
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2023年02月27日
オンライン中学を認可しよう
今日お話ししたいのは「オンライン中学を認可しよう」というお話です。
これを話そうと思ったのは、最近2つ気になる教育関係のニュースを見たからです。
1つは教育離れが止まらないというニュースです。2022年9月25日の日経新聞ですが、「「教員離れ」止まらない 公立小の採用倍率、21年度最低」という記事で、最初の見出しの部分はこのようになっています。
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2023年02月26日
SNS に注意力を奪われないために
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますか?
さて、今日お話ししたいのは「SNS に注意力を奪われないために」というお話です。
これを話そうと思ったのは、KYさん(@yamagen98)というどこかの大学で教えていらっしゃる方が、Kindleの専用端末――安いのでも2万円ぐらいする――を買う価値があるかどうか迷っているという投稿をされていたので、僕は「もし紙しか読んでいないなら電子書籍は割引があるからすぐに元が取れる」というコメントをしました。KYさんはずいぶん本も読んでいらっしゃるようです。
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マクドナルドでバイトしたい
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
さて、今日は「マクドナルドでバイトしたい」というタイトルでお話しします。
Twitterで2、3日ぐらい前に結構話題になっていたのですが、日本人が外国に留学するときにマクドナルドは外国人にも入り口が広くて、マクドナルドのバイト経験があれば外国ですぐに雇ってもらえるという投稿がリツイートもされて、いわゆるバズっていました。
それで、これは反対に外国人が日本に来たときにもとてもいい話なのではないかと思いました。また、もしかしたら行動中心アプローチでコース開発できる人にとっては大きなビジネスチャンスになるのではないかと思ったので、それについてご紹介してみたいと思います。続きを読む
2023年02月25日
行動中心アプローチのコース開発過程
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
さて、今日お話ししたいのは「行動中心アプローチのコース開発過程」です。
11月の始めから行動中心アプローチのコースが始まります。毎年JFNDが主催しているコースです。僕がカナダにいたときもカナダのJF主催で実施していました。それで振り返りも兼ねてお話ししたいと思いました。
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2023年02月24日
入試は足切りとくじ引きにしよう
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
さて、今日お話ししたいのは「入試は足切りとくじ引きにしよう」という話です。Twitterにも書きましたが、これはマイケル・サンデルという人が書いた『実力も運のうち 能力主義は正義か?』という本を出張中に読みまして、その中に書いてあったアイデアです。
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2023年02月23日
就活だけが生き方じゃない
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
今日お話ししたいのは「就活だけが生き方じゃない」というお話です。人生を終えるための「終活」という言葉もありますが、今回は就職活動のほうの意味です。
まず今日これを話そうと思った理由は、きのうこのようなツイートがあって、少し気になったからです。続きを読む
2023年02月22日
2023年02月21日
正しさに殺されないために
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
さて、今日は『ただしさに殺されないために―声なき者への社会論』という本をご紹介します。
まずこれを読もうと思った理由ですが、サブタイトルの「声なき者への社会論」に興味を持ったからです。僕はTwitterでも6,000人フォロワーがいますし、どちらかというと声が大きいほうですよね。そのような立場かつ異性愛の男性という意味ではマジョリティーです。(ただ、ずっと海外暮らしなのでエスニックの意味ではいつもマイノリティーですが。インドで日本人はマノリティーですよね)。やっぱりマジョリティーとして、声なき人たちのことを無視するようになってはよくないと思って読んでみました。続きを読む
2023年02月20日
2023年02月19日
行動遺伝学から見る学校教育の問題 不登校児の保護者の皆さんへ
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
さて、今日お話ししたいのは「行動遺伝学から見る学校教育の問題」についてです。
きのう『生まれが9割の世界をどう生きるか』という行動遺伝学の研究者が書いた本をご紹介しましたが、この本でも学校制度というか、教育制度の問題がかなり指摘されていて、そのような本だとは全然思っていなかったので驚きました。でも、行動遺伝学から見ても今の教育制度は大きな問題があるということが分かってきているようなので、それについてお話ししてみようと思った次第です。
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2023年02月18日
生まれが9割の世界をどう生きるか
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
さて、本日は『生まれが9割の世界をどう生きるか』という本についてお話しします。
実は僕から見て何となく「いや、そうでもないでしょう」とすぐに納得できるような感じのタイトルではなかったのですが、最近自分にとってあまり納得できない本を読むほうがむしろ勉強になることが多いと思い始めたので、この本をダウンロードしてみました。新刊だからAmazonのおすすめに出てきたのだと思いますが、1週間前ぐらいに出たばかりです。
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2023年02月16日
CDS ネトウヨに反論できる「自由の相互承認」
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
さて、今日のタイトルは「CDS ネトウヨに反論できる」ということで、苫野一徳さんという哲学者の「自由の相互承認」を少しご紹介します。
先日の#むらスペで、御田寺圭さんというネトウヨの親分のような人がいて、その人が書いた『ただしさに殺されないために』という本についてご紹介したら、台湾の阿部さんが「苫野一徳さんの本を読んですっきりした」ということをツイートされていました。確かに僕が先日いろいろ話したことに苫野一徳さんの話を入れなかったのはかなり不完全だったと思ったので、今日は補足として少しお話ししてみたいと思います。
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オンライン授業で参加度を数値化する方法
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
さて、本日お話ししたいのは「オンライン授業で参加度を数値化する方法」についてです。
これを話そうと思ったのは、今、授業でOTP(ワン・タイム・パスワード)を使って出席を取っているのですが、このOTPが参加度を数値化するのに非常に役に立つのではないかと思ったからです。
皆さんに伺ってみたいのですが、オンライン授業でカメラもつけてくれなくてリアクションもとても少なくて、「この人、本当に参加しているのかな」と思ったことがありますか。思ったことがある方はハートマーク、幸いなことにそのように思ったことはない方は涙のマークでリアクションをお願いします……やっぱりハートマークがありますね。最近は特にカメラをつけない人が多いので、いるかいないかもよく分かりませんよね。
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2023年02月15日
Ultra Learning 超・自習法
今日は「ULTRA LEARNING 超・自習法――どんなスキルでも最速で習得できる9つのメソッド」という本をご紹介します。
実はなぜこの本を買ったのかよく覚えていません。たぶん名前に引かれたのかなと思います。でも、そのタイトルを見たときは「ちょっと薄っぺらいタイトルだな」と思いました。「ウルトララーニング」なんて、いかにも安っぽいではないですか。「はいはい、またよくある本ね」と思ってしまいましたが、実は僕が思っていたよりもずっときちんとした本でした。かなりしっかりした独習法のメソッドが書いてあって、しかも、自分の体験だけではなく体系的に独習法について書かれています。
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2023年02月14日
留学生30万人計画の見直し
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
さて、今日お話ししたいのは「留学生30万人計画の見直し」についてです。僕は普段ニュースを見ていないのでリアルタイムでは見ませんでしたが、結構いろいろな方がツイートされていて、このニュースに気が付きました。
僕たち日本語教師と違って、日本語教育とは全然関係ない、海外に行ったこともないような人たちが日本国民としてはほとんどですよね。確か日本人国民の中でパスポートを持っている人は2割ぐらいしかいません。つまり残り8割ぐらいの方はパスポートも持っていないのです。
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2023年02月13日
「けテぶれ」宿題革命
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
さて、今日お話ししたいのは『「けテぶれ」宿題革命!』という本についてです。
2〜3回前の音声配信で「宿題はやらなくていい」というタイトルでお話をしたのですが、いきなり「やらないでいい」というのは、日本の学校の先生方あるいは子どもたちをサポートしている人たちにとっては勇気が要るだろうと思います。それで、もう少し受け入れやすく、かつ実績もあって本として出版もされているような例として、この「けテぶれ」をご紹介します。
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2023年02月06日
一般論ならAIに任せましょう
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
本日、僕がお話したいのは、「一般論についてはAIに任せる」ということです。このテーマについて書こうと思ったのは Twitter 上でこれに関した議論を目にすることが最近非常に多くなってきたからです。特に作文の課題を出した時に学習者が自分で書かないで このようなツールを用いて提出した場合 どう対応すればいいか 多くの日本語教師の皆さんが悩んでいらっしゃるように見えますのでその件につきまして 2つの考え方をご共有してみたいと思います。
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