2010年05月31日

移民政策のことを考えてみませんか?

ベトナムに来てもうすぐ二年になるわけですが、やっぱり若い世代が多い国は活気が違うなあ、というのが最大の印象ですね。ベトナム人の平均年齢は26歳で、日本人の平均年齢は46歳。この違いは大きい。

で、深刻に考えてしまうのは、やはり日本人はもっと移民を受け入れなくてはならないんじゃないかな、ということです。
実際に、政治の世界では民主党内にも「1000万移民受け入れ」という考えがあるし、自民は中川秀直氏がかなり積極的に発言していますよね。

『通商白書』がこんなことを書いていたのは、もう五年も前のことです。1,800万人の移民ですよ。
現在の生産年齢人口を2030年時点においても維持しようとすれば、単純計算で2030年までに約1,800万人もの外国人労働者を追加的に受け入れる必要が生じる。
http://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2005/2005honbun/html/H3233000.html

同じ年の通商白書には、以下のような記述もあります。
外国人労働者に対する国民意識の熟度(第3-2-28図、第3-2-29図)を勘案すれば、外国人労働者政策において、「労働力人口の維持」という目標をメインターゲットとすることは現実的ではない。

移民政策の最大の障害が、外国人をあまり知らない日本人の国民感情である以上、我々日本語教師はもう少し社会に対して声を挙げていくべきなんじゃないでしょうか。

つまり、彼らも普通の人間だってことです。

普通の人間なんだから、いいやつもいれば悪いやつもいる。金持ちになりたいやつもいれば幸せな家庭を築きたい人もいる。そういうことをです。

意識を変えれば、日本は移民を受け入れられると思うし、そうしないと国は滅びる。実際に白豪主義で有名だったオーストラリアだって、現在は以下のようになっています。

オーストラリア移民多文化省は2005年、同国内における労働力の25%が国外出身者であり、40%が少なくとも片親が国外出身者であると推定している。
http://bit.ly/b9ppKf


もちろん、移民を入れれば、移民による殺人事件なども起きるでしょう。残念だけど、当たり前です。日本人だって殺人事件を起こすんだから、外国人だけが起こさないなんてことはあり得ない。そして、「だから移民はいやだといっただろう」というような人も出てくるでしょう。しかし、問題は、日本人だけじゃ、それ以上にひどいことになるんじゃないんですかってとこにあります。

たとえば医療。奈良では有名な事件がありました。

奈良の妊婦が死亡 18病院が転送拒否
2006年10月17日

 奈良県大淀町の町立大淀病院で今年8月、出産中の妊婦が意識不明の重体に陥り、受け入れ先の病院を探したが、同県立医大付属病院(同県橿原市)など19病院に「ベッドが満床」などと拒否されていたことがわかった。妊婦は約6時間後に約60キロ離れた大阪府吹田市の国立循環器病センターに搬送され、男児を出産したが、脳内出血のため8日後に死亡した。
http://www.asahi.com/special/obstetrician/OSK200610170023.html

日本人だけじゃ、もう日本を支えていく手が足りないんです。移民政策によって失われる命もあるかもしれないけど、こうして人手が足りなくて死んでいく命だってあるんです。移民政策によって救える命の方が一つでも多いのなら、それは間違いなく移民政策を進めるべきだという結論になるのではないでしょうか。

そして、外国人をほとんど知らない日本人に対して、「彼らも普通の人間なんだ」ってことを伝えられるのは、常に外国人に接している我々の他にいないのです。

同業者の皆さん、声を挙げてみませんか。
posted by 村上吉文 at 07:07 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月29日

デジタルネイティブとデジタル移民の見分け方 そのニ 「紙の資料は信用できない」

デジタル移民(デジタル・ネイティブではない、アナログの世界からデジタルの世界に移民してきた人)と話していて「ついていけないなあ」と思うことの一つに、「ネットにあるものは信用できない」というような意見があります。「同じ内容でも紙なら信用できるが、ネットでは信用できない」という感じの人、まだ絶滅してませんよね。

デジタル・ネイティブは逆に、同じ内容ならネットにあるコンテンツの方を好みます。理由は簡単。検証可能性が高いからです。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 09:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月27日

いいから、インターネット・エクスプローラーだけはやめとけ、とにかく。

先日、twitterで以下のように書きました。
仕事のために久しぶりにIEでネットを巡回してみたら、その遅さにうんざり。世の中の大半の人がこんなブラウザを使っているというのが信じられない。
http://twitter.com/Midogonpapa/status/14579850454


そうすると、その後、ユーザー側の日本語教師と開発側の日本語教師のお二人から、非常に対照的なコメントをもらいました。

@Midogonpapa 私はブラウザはずっとIEを使っていたのですが、つい最近Google Chromeを使い始めて、「うぉっ、はやっ!」と思っているところです・・。なぜだかIE以外のブラウザを使うという選択肢が頭になかったんですよね・・。
http://twitter.com/kayoron/status/14594187414

@Midogonpapa そのIEのために、開発者は苦労しているんですよね…私もそれを被ったりしていますが。Javascriptを多用しているのでIEに対応させるのが一番大変……
http://twitter.com/jun_arisue/status/14585115237


インターネット・エクスプローラー(IE)がどれほどひどい代物なのか、ほとんどの人は知らないんですよね、きっと。そうでなければ、わざわざ好きこのんでIEを使う人なんていないでしょうから。

それで、このブログをご覧になっている方のために、「むらログ」を表示するのにどれだけ時間がかかるか動画で撮影してみました。



以下、秒数は撮影が開始されてからの経過時間です。
0秒 撮影開始

22秒 IEから「むらログ」にアクセス開始。

26秒 Chromeから「むらログ」にアクセス開始。

29秒 IEで「むらログ」のタイトル画像が表示される

31秒 Chromeで「むらログ」のタイトル画像が表示される

33秒 Chromeで「むらログ」の本文が表示される

45秒 IEで「むらログ」の本文が表示される

計算してみると、IEではタイトル表示まで7秒、本文表示まで23秒かかっているのに対し、Chromeではタイトル表示まで5秒、本文表示まで7秒しかかかっていません。

つまり、本文を読めるまでに、IEではChromeの三倍以上もの時間がかかっているわけですね。

ネットを快適に使いたかったら、とにかくIEだけはやめておいたほうがいいです。

本家のGoogleのサイトでは、こんな分かりやすいビデオも公開されていますよ。



Google Chromeのダウンロードはこちらから。

http://www.google.com/chrome/intl/ja/landing.html
posted by 村上吉文 at 01:30 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月23日

これはすごい! CBIで英語学習。そこには先端技術が!

これはすごいですよ。

たとえば僕のこのブログが好きで、しかも英語を勉強している人なら、以下のブログなんてすごく面白いんじゃないかと思うんですよね。

http://web20classroom.blogspot.com/

とくに最新の「Looking For Change? It Starts At The Top....」なんて、早く生まれすぎてしまったみなさんは勇気づけられると思います。

で、これが英語学習にいいのは、単に読解教材としてのCBIという訳ではないんです。聴解にも使えるんですよ。タイトルの下の「Listen now」というボタンをクックしてみてください。ブログの内容がそのまま音声で流れてくるんです。

実はこれは合成音声で、ヘッドフォンで聴いてみると多少の機械っぽい不自然さが分かりますが、最初はクーラーを利かせた室内で聞いていたので、実は人間が読んでいるんだと思っていました。おそらく車の運転中に聞いたりしても、違和感はないんじゃないんでしょうか。

敢えて言ってみれば、手書きの文字ではなくてキーボードで打ち込んだ字でだけ勉強すると、確かに手書きの文字では読むのに苦労するようになりますよね。しかし、言葉を増やしたり、文章そのものに慣れたりすることはできます。

合成音声も、もうそのぐらいのレベルには来ているんじゃないでしょうか。たしかによく聞くとまだ違和感はあります。だけど、「大阪城に行きましょう」みたいなものではなく、それぞれの学習者が情熱を感じることのできる千差万別の内容を聴解教材にするには、合成した音声を教材にすることも考えていいんじゃないかと思います。

もちろん、それぞれの学習者一人ひとりに、母語話者がICレコーダーか何かで音声を毎日吹き込んでやることができれば、それはすばらしいと思います。日本の国内で、全員がホームステイしているような機関があれば、もしかしたら可能かもしれません。しかし現実的にそれができない現場で自律学習とかCBI的に使うのでしたら、積極的に音声合成の利用に取り組むべきではないかと思います。

ちなみに、冒頭でご紹介した英語の音声合成は、以下のサイトで行われています。
http://www.odiogo.com/
posted by 村上吉文 at 22:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月19日

JICAからベトナム派遣の日本語教師求人

JICAからベトナムに派遣される日本語教師の求人がありましたので、ご紹介しますね。
前半が青年海外協力隊で、後半がシニアボランティアです。

青年海外協力隊
カントー大学
http://www.jocv-info.jica.go.jp/short/sjva/index.php?m=Info&yID=JA02710101


フエ外国語大学
http://www.jocv-info.jica.go.jp/short/sjva/index.php?m=Info&yID=SA02710163


ダナン市外務局(ガイドの養成)
http://www.jocv-info.jica.go.jp/short/sjvb/index.php?m=Info&yID=SB02710162


シニア
カントー大学
http://www.jocv-info.jica.go.jp/short/ssva/index.php?m=Info&yID=JA02710101

フエ外国語大学

http://www.jocv-info.jica.go.jp/short/ssva/index.php?m=Info&yID=SA02710163

ダナン市外務局
http://www.jocv-info.jica.go.jp/short/ssvb/index.php?m=Info&yID=SB02710162

カントーは残念ながら行ったことがないのですが、フエもダナンもいいところですよ。

ホーチミンとフエでセミナーを行ったときの動画です。


日本語隊員ではありませんが協力隊の隊員が指導していた、フエの隠れ家的なホテルです。セミナーの時にはここに泊まりました。


前にもご紹介したことがありますが、ダナン外国語大学でセミナーを行ったときの動画です。こちらは学生の様子がよく分かると思います。

全然すれていない、いい子達ばかりでした。ここで働ける人がうらやましいですね。
posted by 村上吉文 at 14:03 | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月18日

twitterでの効率的な同業者の探し方

twitterを始めると、最初は誰をフォローすればいいのかよく分かりませんよね。それで最初におすすめされる「朝日新聞」とか読まされて「こんなのサイトで読めるじゃん」とか思ってしまったり。

そこで今日はtwitterを始めたばかりの人向けに、どういう人をフォローすればいいのかをご紹介したいと思います。キーワードは「検索」と「リスト」です。

まあ、「検索」は簡単ですよね。検索欄に自分の興味のあるキーワードを入れればいいわけです。ここでは「日本語教師」とか「日本語教育」とか入れてみることにしましょう。そうすると、私のアカウントも見つかるでしょうし、それ以外には以下のようなアクティブな方もすぐに見つかるでしょう。

http://twitter.com/shokuto
http://twitter.com/colacaco
http://twitter.com/gaby6100

次が「リスト」です。

ここでは僕を例にしてみましょう。twitterの僕のURL(http://twitter.com/Midogonpapa)で、自己紹介の下に「リスト」という文字が見えると思います。現在は「30リスト」と書いてあります。これをクリックしてみてください。そうすると以下のページに移りますね。

http://twitter.com/Midogonpapa/lists/memberships

普通は「midogonpapaをフォローしているリスト」という一覧が見えると思いますが、これは他の人が僕をどのようにリスト分けしているか、ということです。僕の専門は日本語教育ですし、twitterでもそういうことを多めに書いていますから、僕を「日本語教育関係者の一人」としてリストアップしている人が多いですね。

ということは、そのリストに載っている他の人を見れば、僕と同じ日本語教育関係者がすぐに分かるわけです。

リスト名からして明らかにそれと分かるものには、以下のようなものがあります。
http://twitter.com/web_ksj/japanese-language-teacher
http://twitter.com/kdaiki/ja-edu
http://twitter.com/England_/jp-education
http://twitter.com/msdsystem/nihongo-kyooiku
http://twitter.com/Birgens/japanese-language-teacher

まあ、中には不思議なリストもあって、たとえば以下のリストなんて、「俺がどうしてこの面子の中にいるんだろう」とか思っちゃうこともあります。
http://twitter.com/chiri03/category-4/members

それはさておき、上記の日本語教育関係者っぽいリストを見てみるとしましょう。たとえば一番上のweb_ksjさんが公開しているリスト。
http://twitter.com/web_ksj/japanese-language-teacher

ここでは、以下の28名がリストアップされています。

http://twitter.com/kohatayusaku
http://twitter.com/nomomania2
http://twitter.com/_misako_
http://twitter.com/salon_ena
http://twitter.com/rina_97
http://twitter.com/fumnya
http://twitter.com/Midogonpapa
http://twitter.com/mizuesano
http://twitter.com/lovemayas
http://twitter.com/Rickey1102
http://twitter.com/samsara3000
http://twitter.com/jun_arisue
http://twitter.com/sabaibihobo
http://twitter.com/soraon
http://twitter.com/riepom
http://twitter.com/msdsystem
http://twitter.com/kotobukujp
http://twitter.com/nacachiki
http://twitter.com/gonta72mx
http://twitter.com/inuyamanihongo
http://twitter.com/koko_san
http://twitter.com/kuginbo
http://twitter.com/catthecartwheel
http://twitter.com/O_8
http://twitter.com/swejun
http://twitter.com/w_saaya
http://twitter.com/noajon
http://twitter.com/kyono_sora

この中の半分近くは僕もフォローしている人たちですね。
自分もフォローしている場合は、この一覧に「フォロー中」というマークが出るので、すぐに分かります。

もちろん、このリストはweb_ksjさんが作ったものであって、普通は自己申告にもとづくものではありませんから、実際には日本語教師ではない人が含まれている可能性もあります。

こうして他の日本語教師らしい人のページを開き、その人の「リスト」の一覧から、さらにその人を含む日本語教師っぽい名前のリストを見つけることができます。そして、そのリストに含まれている日本語教師のページの「リスト」の一覧から、またさらに日本語教師っぽいリストを探すことができるわけですね。

こうして、日本語教師のリストを巡っていけば、一日あれば百人ぐらいの日本語教師(っぽい人)リストは作れるんじゃないでしょうか。

さて、このように自分が他の人のリストに挙げられたくない場合は、基本的にじぶんのつぶやきを公開しないというのが一番です。設定は以下で行えます。
http://twitter.com/settings/account

つぶやきは公開したいけど、自分が日本語教育関係者であるとは認識されたくない、という場合は、日本語教育関係のことは公開されたつぶやきとしてはかかない方がいいでしょう。中には、こういったリストの機能を知らずに日本語教育関係のことを書いてしまって、それで上記のようなリストに挙げられてしまって驚いている人がいるかもしれませんが、その場合はそのリストの作成者に事情を話して「リストを非公開にしてほしい」とか「リストから除外してほしい」とお願いするしかないでしょうね。その場合は「勝手にリストに書くな」と怒るのは筋違いですから、言葉遣いは慎重に選んだ方がいいでしょう。
posted by 村上吉文 at 07:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月17日

教師の役割 看護士と編集者と美女と野獣

昨日ご紹介した「激変するラーンスケープ(Learnscape - 学びの光景):TwitterとUST時代の学びを考える」の件ですが、「ustreamとtwitter」って何?という人のためにちょっとご紹介しておきます。

僕のブログでも国際交流基金の事業仕分けについて、USTREAMの動画と、それに関するtwitterでの発言をまとめていましたが、要するにそういうことです。
http://mongolia.seesaa.net/article/149244608.html

「激変するラーンスケープ」でも同じように動画とつぶやきがまとめられています。




ここで教師の役割が変わりつつあるというような議論が出ていたので、僕も昨日触れられなかったことを一つ補足として書いておきます。

今までよく思っていたことは、「教育業界にはコンテンツに詳しい人とそのユーザーに詳しい人の区別がないんだなあ」ということです。

例として医療と出版を考えてみます。

医療の場合、医者と看護士っていう役割の違いがありますよね。よく、医者は病を見て看護士は患者を見る、なんていいますが、これはもう少し一般化すると、医者は病気とか怪我とかいう問題に関するスペシャリストで、看護士はそのサービスのユーザーに近いスペシャリストということができますよね。

同じように、出版の場合も著者と編集者という役割分担があります。僕も教科書を作ったことがありますし、月刊誌で連載もしていますが、編集者の方は読者としての視点で「ここは分かりにくい」とかコメントをくれることもありますし、ITエンジニアの日本語教材の時は大連まで取材に行って「こういうニーズがある」というようなことを調べてくれたりしました。つまり、著者がそのコンテンツ側の人間だとすると、編集者は読者というユーザー側のスペシャリストという役割分担になっているわけです。

ところが教育現場ではこの区別が曖昧な場合がよくあると思うんですよね。最新の情報を扱うような教室とか、あるいは日本語教育のように教える内容はそう簡単に変化しないようば業界でも、教科書が充分に普及していないような地域だったりすると、知識を伝えることだけが唯一の目的になってしまって、教師が一方的に話しておしまいという教育スタイルになりがちです。そういう教育機関は医者だけいて看護婦のいない病院、あるいは作家だけいて編集者のいない出版社のような組織だと考えてもいいのではないでしょうか。

その地域で日本語教育がある程度発展してくると、コンテンツの専門家は教科書などを作ることになるので、本来なら現場の教師は看護士的な仕事に専念できるはずです。つまり、ニーズやレディネスなどの学習者の立場を理解して、カスタマイズさせながら練習を組み立てていくような仕事です。ところが、教育業界は医療とか出版と違って、その役割分担が明瞭ではないために、どうもそういう方向に進まない場合が多いような気がします。

それで、上記twitterの中にも出てくる動機付けの話とも関連するので、最近ちょっと面白い経験をしたことをご紹介したいと思います。

うちの五歳の娘は最近ピアノを習い始めたばかりなのですが、五歳で楽譜も読めずに「ドレミファソ」という言葉(?)の意味も分からない状況で、おまけに先生はベトナム人で言葉もあまり通じません。(まあ、娘のベトナム語は僕よりは上手なのですけど)

そういう状況で、最近ハノイで「美女と野獣」というミュージカルを見たんですよね。それで、その主題歌がとてもお気に入りなんですが、ピアノの先生に教わってきたのが「ドレミファソ、ソファミレド」というフレーズなんです。指が五本あって、弾く音も五種類、左から右に順番に弾いて、今度は右から左にも順番に弾くだけ。これなら五歳児でもできますよね。

そしてそれが、「美女と野獣」の主題歌の
Ever as before
Ever just as sure
という部分なんですよね。
この歌を知らない人にはよく分からないと思いますが、歌詞と音楽は以下で確認できます。
http://www.stlyrics.com/songs/d/disney6472/beautyandthebeast512038.html

実は娘のピアノの先生には僕は一度も会ったことがありません。でも多分ピアノの先生なんだから、ピアノは上手なんでしょう。それがそのコンテンツの専門家ということです。でも、それだけじゃなくて、この先生は「美女と野獣」の主題歌がお気に入りの五歳児に、「ドレミファソ、ソファミレド」を教えることができました。

つまり、ユーザーの「美女と野獣がお気に入り」という文脈と「五歳児の初心者」というレベルを的確に把握して、それに見合うコンテンツを提供し、その結果、そのユーザーはそのスキルを身につけることができたわけです。

おそらくUSTREAMやyoutubeなどで、オンラインでピアノを教える先生はどんどん出てくると思います。日本語教師でも授業を公開している先生はたくさんいるのですから、もしかしたらすでにピアノの先生でも、そういう人がいるかもしれません。でも、そういった形式では、ユーザー一人一人の文脈やレベルを把握してそれに見合ったコンテンツを提供することはできないわけです。

そりゃ超有名なピアニストが教える動画なんかがあったら、すごい人気にはなると思います。だから、誰にでも同じコンテンツしか提供できないピアノ教師というのはすぐに淘汰されてしまうでしょう。でも、「美女と野獣」が好きな五歳児に「ドレミファソソファミレド」を教えるセンスのあるピアノ教師なら、それほどオンラインの超一流ピアニストは脅威に感じなくてもいいのではないでしょうか。

【参考】
『美女と野獣』を上演したHanoi International Theatre Society
http://hanoi-hits.info/

関連する写真
http://www.flickr.com/photos/46925571@N04/sets/72157623300982716/
posted by 村上吉文 at 07:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月16日

「激変するラーンスケープ(Learnscape - 学びの光景):TwitterとUST時代の学びを考える」

みなさん、こんにちは。「知のエコシステムをつくる人」の村上です。
なんだそりゃ?
と思った方、ぜひ以下のページをご覧ください。おもろいでっせ!
「激変するラーンスケープ(Learnscape - 学びの光景):TwitterとUST時代の学びを考える」http://www.nakahara-lab.net/blog/2010/05/learnscape.html

いや、何かって言うとですね、ネットと学習の関係がなかなかうまく考察されていて、「そうそう、そういうことを言いたかったんだよ、俺は」なわけですよ。ま、東大の教授をつかまえて言うのも何ですけど。

しかし、本題に入る前に、冒頭の「知のエコシステムをつくる人」ですが、中原氏は人によってtwitterでフォローする相手のタイプが違うことに注目し、次の四種類に分類しています。
 1.ただたんに有名人をフォローする人
 2.新聞社やお天気などの「1次情報」をフォローする人
   =情報収集としてTwitterをとらえている人
 3.1次情報に付加価値をつけて発信する人をフォローして、
   =収集する情報の選別を行っている人
 4.収集した情報をもとに問いをなげかけて、みんなと一緒
  に考え、自分なりの考えをブログにまとめている人
   =知のエコシステムをつくる人
ジャーナリストの佐々木俊尚さんが「ブログは講演会、twitterは立食パーティ」といった比喩をどこかに書いてらっしゃいましたけど、そういう違いが中原氏の視点にもよく現れていますよね。

しかし、今日ここで皆さんにご紹介したいポイントはそこではなく、中原氏の以下の問いかけです。
ソーシャルメディアをもった専門家が提供する価値よりも、あなたがかかわることで、わたしたちが得られる付加価値は何ですか?

なかなか痛いですよね。
要するに、学生がustreamとかyoutubeとかで直接、東京大学や京都大学のその分野の第一位の先生の授業を受けられる時代に、二位以下の人はどうすればいいんでしょう。学生から「あなたに、この先生以上のことが教えられるんですか?」と聞かれたら?

その答えの一つは「体験経済」だと僕は思います。語学の場合は特にこれが有効に働くので、日本語教師のみなさんはあまり恐れる必要はないでしょう。

「体験経済」というのは、「その場にいて、その活動に実際に生身で参加できることの価値」とでも言えばいいんでしょうか。たとえば一方的な講義形式の授業の場合は、受け身に聞いているだけですから、実はビデオを見ているのとあまり価値は変わりません。たとえライブ中継だったとしても、そこに参加できないと言う意味は、録画のビデオと同じなのです。

しかし、参加型のセミナーの場合、そこにいて活動するのと、それを外から見ているだけとか、あるいは録画ビデオで見ているだけというのは、まったく価値が異なるわけですね。

そういえば、先日ご紹介した『フリー』という本でも、このことは触れられていました。録音した音楽なんかは無料でどんどん差し上げますから、そのかわりライブに来てくださいね、ライブじゃもっと興奮させますよ!というようなビジネスモデルです。教育に関しても、授業のビデオなんかはどんどん公開して、その場に参加する人だけからは授業料を取るというモデルも、充分に成り立つでしょう。

その場合は、もちろん一方的な講義形式の授業しかできない人は淘汰されてしまうことになると思います。でも、それは仕方がありません。だって、時代はustreamなんですから。

ということで上記の質問
ソーシャルメディアをもった専門家が提供する価値よりも、あなたがかかわることで、わたしたちが得られる付加価値は何ですか?
というのは、実は教師たちにとって本質的には以下のことを問いかけているのではないかと思います。

「あなたはustreamやビデオ録画と同じ一方的な授業しかできないんですか?」

ここで「違うよ!」」と答えられる教員にとっては、少なくとも今のustreamとtwitter程度の使い方では脅威にはならないものと思います。

ただ、ustreamとtwitterをもっと本格的に使うことができれば、これは正直すべての教員にとっても脅威になると思います。それについては、また別の機会に。


2010/05/17追記
twitterで中原氏よりコメントをいただきました。
http://twitter.com/nakaharajun/status/14097308812
posted by 村上吉文 at 10:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月11日

村上よさこいに驚く、の巻

ベトナムのさつき祭り(撮影:村上)


ここベトナムでは日本の伝統の芸能のうち、「よさこい」が非常に存在感があります。

おとといはハノイの「さつき祭り in Vietnam」というイベントに行って来たんですが、ここでも中心はよさこいでした。僕の関わっていた「ハノイ本語フェスティバル」でも、パフォーマンス部門に必ずよさこいが出ていました。

でも、僕は日本にいたときは、なぜかあまり縁がなかったんですよね。この手の踊りといえば「阿波踊り」は大好きで、阿波踊りとしては日本最大の(つまり世界最大の)高円寺阿波踊りにモンゴルのITエンジニアたちを連れて行ったりもしたんですが、なぜか「よさこい」は一度も見たことがありませんでした。

それで、ちょっと調べてみたら、ベトナムだけではなくて海外でもかなり人気があるみたいで、驚きました。
こちらにインドネシアの「第7回 スラバヤよさこい祭り」というのが出ていますが、36チームも参加しているようです。
http://gadogado.exblog.jp/9117490/

と思っていたら、こちらには第6回の優勝チームのブログがあり「優勝したチームは今度の7月27日(日)にジャカルタの全国大会へ行くことになりました。」なんて書いてあります。

http://japanologyunair.da-te.jp/e95703.html
ということは地方予選だけで36チームも出ているということなんでしょうか。すごいですね。

ウィキペディアには、マレーシアのプトラジャヤとペナンでもよさこいが開かれている記述があります。

In Sekolah Alam Shah, Putrajaya, during the Form 1 Cultural Night one of six sport houses will perform yosakoi.
Internationally, Yosakoi is performed in Penang, Malaysia every year in July by local enthusiasts called the Pink Hibiscus Yosakoi Dancers.

ハノイのように、ウィキペディアに載っていない「海外よさこい」が他にもたくさんあるのかもしれませんね。

日本語のウィキペディアには、なんと59もの国内開催地が記載されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/YOSAKOI

中でも有名なのは北海道、仙台、東京、名古屋、高知(本場)の五つのようですので、リンクを張っておきます。

北海道 http://www.yosakoi-soran.jp/
仙台 http://www.michinoku-yosakoi.net/index.html
東京 http://www.yosakoi-harajuku.com/
名古屋 http://www.domatsuri.com/
高知 http://www.yosakoi.com/jp/

日本語学習者にすぐに紹介できるリソースとしてはyoutubeの「YOSAKOIソーラン祭り組織委員会公式チャンネル」がおすすめです。
http://www.youtube.com/user/YosakoiSoranOC

動画を一つだけご紹介しておくと、國士舞双というチームは、一昨日のハノイのイベントでも見たんですが、本場、土佐のよさこいで審査員特別賞を受賞している由緒あるグループのようです。

公式サイト
http://www.kcb-net.ne.jp/tkatu/index.html

ということで、これはかなり学習者に対して訴求力のあるイベントだと思いますので、日本で教えてらっしゃるみなさんはお近くのよさこいに学習者をつれていってみてはいかがでしょうか。何と言っても日本国内で59カ所もの場所で開かれているのですから。
posted by 村上吉文 at 07:56 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月10日

『月刊日本語』六月号はパワーポイントの初歩

photo by garethjmsaunders

月刊 日本語 2010年 06月号』がそろそろ店頭に並ぶようですね。6月号ではパワーポイントの初歩的なところをご紹介してますよ。実を言うと、この連載でパワーポイントについて触れるのは三度目なのですが、今回が一番基本的な内容になっています。

プレゼンだけではないパワポの使い方!

 本連載の四月号と五月号では日本語教師がワードとエクセルをどう使うかの基本的な方法をご紹介しました。この二つはどんな仕事をしていても重宝するソフトですが、職種によってまったく価値が異なるのが、今回ご紹介するパワーポイントです。
 このソフトはデスクワークの業務をするだけならほとんど使うことはないのですが、いったん教壇に立って使い始めるとすぐに手放せなくなってしまいます。と言っても、私たちの使い方はよくテレビで見るようにビジネスマンがスーツをビシッと着こなしてプレゼンをするのとはちょっと違います。ああいった説明や説得のツールとしてではなく、むしろ導入の後の練習の部分で使われることが多いようです。というのも、をフラッシュカードで新出単語や漢字練習する時に、紙で作るよりもパワーポイントで表示する方がはるかに手っ取り早くできるからでしょう。
 今月は漢字の読みを練習するフラッシュカード作成の手抜き術を、パワーポイント2007の例でご紹介します。まだパワーポイントを触ったことがない人でも簡単に使えるようになりますが、最小のリソースから最大のリターンを得るための、あっと驚くような手抜き術もご紹介しますよ。



解説で
四月号ではエクセルの語彙表からパワーポイントのフラッシュカードを自動作成する方法をご紹介していますし、九月号では圧倒的に美しい映像をパワーポイントに挿入して学習者の記憶に焼き付ける方法もご紹介しています。
といっているのは「FC一直線」と「印象派2.0」のことですが、以下からダウンロードできます。

「FC一直線」
http://mongolia.seesaa.net/article/114999068.html

「印象派2.0」
http://mongolia.seesaa.net/article/125102746.html
タグ:月刊日本語
posted by 村上吉文 at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月09日

国際交流基金の事業仕分け録画

国際交流基金の事業仕分けですが、予想以上に継続を望む声が多いようです。また、中継を見られなかったという人も多くいらっしゃるため、公式ビデオ録画をこちらでもご紹介しておきます。



また、以下はまったく非公式なものですが、関連するtwitterのつぶやきです。




【関連するエントリー】
むらログ: 国際交流基金の事業仕分け
http://mongolia.seesaa.net/article/148050051.html

むらログ: 国際交流基金の日本語国際センターの事業仕分けに反対
http://mongolia.seesaa.net/article/149197755.html
posted by 村上吉文 at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月08日

国際交流基金の日本語国際センターの事業仕分けに反対


http://baguiotour.exblog.jp/11999449/

国際交流基金の日本語国際センターの事業仕分けについて、どこかで公式に反論が出るだろうと思っていたのですが、見つかりません。もしかしたら職員の方は当事者なので書きにくいかもしれませんね。かと言って、何も関係の無い人は書けないだろうし。

ということで、私のように非常勤講師として関わったことがある人間ぐらいしか、もしかしたら公開された場所で書く人間がいないかもしれませんので、書いておきます。誰かが書いておかなければならないと思いますので。
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posted by 村上吉文 at 09:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月05日

デジタルネイティブとデジタル移民の見分け方 その一

ネットに慣れていない人(ここでは「デジタル移民」としておきます)に、よく「むらログのパワーポイントの記事なんですけど」とかよく言われるんですが、これがよく分からなくて困るんですね。なぜなら、僕はパワーポイントの記事はいくつか書いているからです。

また、「むらログのシンデレラについての記事について詳しく聞きたいんですが」というような、自分で書いた覚えのない内容について質問されることがあります。

でも、ネットに慣れている人(ここではデジタルネイティブとしておきます)とは、そういう問題が起きることはまずありません。

なぜだと思いますか?

デジタルネイティブには、特定の記事の内容を簡潔にまとめる日本語力があるからでしょうか。

もちろん違います。そういう問題を避けるために、ネイティブたちが習慣にしていて、デジタル移民たちがやらないことが一つだけあるからです。

それは「URLでページを特定する」ということです。

「なーんだ、当たり前じゃん」と思った人は、ここから先は読む必要はありません。だって、ブラウザのアドレスバーを選択してそれをコピーするなんて、ショートカットを知っていれば全部あわせても一秒もかかりませんよね。それに比べて「むらログのパワーポイントの記事」と日本語で入力するなんて、ブラインドタッチの出来る人だって、タイプするのに何倍もかかります。

そういう状況があるので、僕は最近までなぜデジタル移民達はURLで話さないのか、とよく疑問に思っていたんですが、そうする方が難しい人たちがある程度の割合でいるらしいということと、そういう人達の間では、そもそもURLを使ってページを特定するという習慣がないために、その必要性すら認識されていないんだということが分かってきました。

それで、今日はURLを使って話すことについてご紹介したいと思います。

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posted by 村上吉文 at 08:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月02日

NHKを海外で日本語学習に利用する

ベトナムで日本語能力試験二級を持っていて日系企業への就職を目指している学生に「NHKを見て勉強したい」と言われたので、ちょこっと調べてみました。もちろん、CBI(Content-based Instrucion)の文脈で使えるわけですね。

まず有名なのは、NHKオンデマンド。
https://www.nhk-ondemand.jp/
でも、これは僕は見たことがありません。アクセスすると「お使いの地域からはご利用いただけません.」と表示されていまいます。海外からはアクセスできなみたいですね。radikoもそうだけど、日本の放送業界ってかなり時代遅れの気がしますね。大丈夫なのかな。

ただ、少なくともニュースに関しては海外でも日本語で視聴できます。
http://www3.nhk.or.jp/news/
アナウンサーの読み上げる原稿もありますから、聴解力をつけるには役に立つでしょう。ちなみに今ならこんなニュースが動画付きで見られますよ。
放送や新聞、公文書などに日常的に使われる漢字の目安とされる「常用漢字」に新たに加えられる196字について、文化庁が全国の男女を対象に調査をしたところ、「読みにくい」という回答が最も多かったのは「語彙」の「彙」という字であることがわかりました。
「常用漢字」は、放送や新聞、公文書などに日常的に使われる漢字の目安となるもので、文化庁の文化審議会は、およそ30年ぶりに見直しを行い、新たに196字を加える案をまとめています。文化庁は、この196字について、ことし2月から3月にかけて、全国の16歳以上の男女およそ4000人を対象に調査を行いました。その結果、「読みにくいのでかな書きが望ましい」と回答した人が最も多かったのは、▽「語彙」の「彙」という字で14.3%、次いで▽「毀損」の「毀」が10.8%、▽「恣意的」の「恣」が10.6%に上りました。一方で、読みにくいと回答した人が最も少なかったのは、▽「風呂」の「呂」という字で0.4%、次いで▽「甲状腺」の「腺」と▽「韓国」の「韓」、▽「柿」の3字が、いずれも0.5%でした。新しい常用漢字の案は来月、文部科学大臣に答申され、年内にも新しい常用漢字として告示されることになります。


NHKで専門の科目を勉強したいなら、以下の高校生用の講座もいいですね。
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/

教科 番組 教科書名 / [教科書番号] / 出版社
国語 国語表現 I 「国語表現 I 」 改訂版/[009]/教育出版
国語総合 「新編国語総合」/[025]/東京書籍
現代文 改訂版 「標準現代文」/[047]/第一学習社
古典 改訂版 「標準古典」/[044]/第一学習社
地理
歴史 世界史 「新選世界史B」/[012]/東京書籍
日本史 「新選日本史B」/[003]/東京書籍
地理 「新地理B」/[006]/教育出版
公民 現代社会 「現代社会」/[017]/東京書籍
倫理 「倫理」/[017]/東京書籍
政治・経済 「政治・経済」/[022]/東京書籍
数学 数学基礎 「数学基礎」/[001]/東京書籍
数学 I 「新数学 I 」/[023]/東京書籍
数学 II 「新数学 II 」/[023]/東京書籍
理科 理科総合A・B 「新編理科総合A」/[017]/啓林館
「新編理科総合B」/[011]/東京書籍
物理 「新編物理 I 」/[002]/東京書籍
化学 「新編化学 I 」 改訂版/[020]/啓林館
生物 「新編生物 I 」 改訂版/[020]/啓林館
地学 「地学 I 」/[001]/東京書籍
保健
体育 保健体育 「現代保健体育」 改訂版[006]/大修館書店
芸術 音楽 I 「音楽 I 」 改訂版/[007]/教育出版
外国語 オーラル・コミュニケーション I 「Hello there! Oral Communication I 」/[020]/東京書籍
英語 I 「All Aboard! English I 」/[036]/東京書籍
英語 II 「All Aboard! English II 」/[038]/東京書籍
家庭 家庭総合 「新家庭総合 」/[034]/実教出版
情報 情報A 「情報A」 改訂版/[065]/啓林館


ちょっと難しいと思ったら「NHKデジタル教材」にはもっといろいろな教材が本当にたくさんあります。たとえば、小学生向けの短いビデオなど。
http://www.nhk.or.jp/school/clip.html

この中でも、番組によって動画が見られるところと見られないところがあるんですが、たとえば「伝える極意」なんかは見られます。
http://www.nhk.or.jp/gokui/ja/frame.html

「カラフル!」は「これまでのほうそう」というところからビデオを見ることができます。子供たちが自分の言葉で語る番組です。
http://www.nhk.or.jp/colorful/ja/frame.html

「コミトレ」は子供の忍者が出てきてなかなか楽しそうですよ。番組もオンラインで見ることができます。
http://www.nhk.or.jp/comtr/ja/frame.html
ウィキペディアではこんな風に紹介されています。
『花影忍法帳コミ☆トレ』(はなかげにんぽうちょうコミ☆トレ)は、NHK教育テレビで放送されているテレビ番組。NHK大阪放送局製作。『みてハッスルきいてハッスル』の続編として2009年4月からスタートした。
LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、高機能自閉症等の子供たちがコミュニケーション能力を高めるための特別支援教育を目的としている。前作と同じく主人公達にはライバルが存在し、そのライバルであるBK財団[1]と伝説の巻物を取り合っている。

「大科学実験」はNHKやアラブのアルジャジーラなどの共同製作。もちろんビデオが見られます。ナレーターは細野晴臣さん。
http://www.daikagaku.jp/content/vol005/


「10min.ボックス」(http://www.nhk.or.jp/10min/)というのは十分間のビデオで、この長さは授業でも取り扱いが便利ですよね。いろいろとすごい番組があるんですが「情報・メディア」なんて大人が見ても面白いです。「AR(拡張現実)」なんていう概念も紹介されています。
http://www.nhk.or.jp/10min/joho/ja/frame.html?0&10&80
動画もありますし、ナレーションのテキストもありますよ。

反対に「こりゃだめだ」と思ったのが「現代文」。文学しか載ってないんですよ。日本の国語教育って、ホントに情操教育なんだなあ。ちゃんと日本語力をつける仕事をしてほしいもんです。
http://www.nhk.or.jp/10min/gendaibun/ja/frame.html
でも、動画は見られますよ。

同じ10minボックスの中の「職業ガイダンス」は日本事情の教材になかなか良さそうです。「仲居」なんて、かなり関心を持ってくれると思います。これももちろん動画付きです。
http://www.nhk.or.jp/10min/shokugyo/ja/frame.html?0&10&75
第1回 9/29 農業とかかわる仕事
第2回 10/6 人やものを運ぶ仕事
第3回 10/13 建築現場で働く
第4回 10/20 ものを作る仕事
第5回 10/27 動物にかかわる仕事
第6回 11/3 スポーツにかかわる仕事
第7回 11/10 医療や福祉にかかわる仕事
第8回 11/17 メディアにかかわる仕事
第9回 11/24 地方公務員
第10回 12/1 国際的な仕事
第11回 12/8 食にかかわる仕事〜うどん職人
第12回 12/15 子どもの成長にかかわる仕事〜幼稚園教諭
第13回 1/12 命や財産を守る仕事〜消防官
第14回 1/19 空港で働く〜グランドハンドリング
第15回 1/26 接客の仕事〜仲居
第16回 2/2 アニメにかかわる仕事〜アニメーター
第17回 2/9 漁業にかかわる仕事〜漁船乗組員
第18回 2/16 美容にかかわる仕事〜ネイリスト
第19回 2/23 もの作りにかかわる仕事〜電車製造技術者
第20回 3/2 土木にかかわる仕事〜土木工事 現場監督


日本語関係では「ひょうたんからコトバ」という番組も動画が見られて、ナレーションのテキストもあります。
http://www.nhk.or.jp/kotoba/ja/frame.html

この「NHKデジタル教材クリップ」(http://www.nhk.or.jp/school/clip.html)はこういった番組別のコンテンツの他に、検索すると結構いろいろ出てきまして、たとえば「川越」なんていうマイナーな言葉でも、以下の内容が動画付きで紹介されます。
埼玉県川越市。かつての江戸、今の東京とのつながりが深く「小江戸」と呼ばれています。中心部を流れる川を下ると、半日ほどで江戸へ行く事が出来ます。まわりから集まる米や織物などを運ぶ中継地点として、栄えていました。市内には、昔ながらの蔵作りの建物が数多く残っています。市では、1989年から、電線を地中に埋める工事が始まりました。より昔の町の雰囲気に近づけるための取り組みです。小さなお菓子屋さんが集まったこの通りでは、店で売る商品も駄菓子と呼ばれる昔ながらのお菓子を扱っています。今ではあまり見られなくなったこうしたお菓子や懐かしい町並みに触れるため、多くの観光客が訪れるようになりました。
こういった地方都市の紹介だけでなく、たとえば「ちくわ」など、口頭で説明してもあまり意味がないようなものの説明には非常にいいでしょう。


また、NHKはyoutubeに公式チャンネルを開いています。
http://www.youtube.com/user/NHKonline
でも、ここで公開されている動画は非常に少ないです。「つか、これ面白いの?」と言いたくなる「青山ワンセグ開発 パラピク女子高生マコト 2週目」みたいなのとかね。でも、これホントに面白いんですかね。ついてけないなあ。

前にもご紹介したことがありますが、ラジオでニュースを聞くだけなら、以下で聞けます。
http://www.nhk.or.jp/r-news/
スピードを早くしたり遅くしたりもできますので、「語彙などは一級ぐらいまで勉強しているが、聴解だけはすごく苦手」というベトナムの四年生ぐらいでよくある状況では、非常に役に立つと思います。


posted by 村上吉文 at 09:08 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加